マナーの考え方5.

From : 田渕裕哉(2011/04/22 06:32:00)

おはようございます。
今日は大阪で企業研修の最終日です。
夜は緊急で「放射能から命を守る」セミナーに参加します。

マナー(manner)の語源は、ラテン語で「手」を意味するマヌス(manus)から来ています。

マニュアル(manual)もマナーの語源から派生した言葉で「手引き書」と訳します。

私はこれらのことからマナーとは、心に思うことではなく、
手に表れる、すなわち行動に表れることだと考えています。

いくら相手を好きだと思っても、それが相手に伝わらなければ意味がないわけで、
伝わって何ぼ!つまり言葉に発することが大事なのです。

松下幸之助は一期一会を信念に生きていたそうです。

だから初めて会った人にお礼を言うだけでなく、
自然に頭を下げて見送るという行動が出ました。

間違いなく、電気製品を買ってもらうために、
計算してやっていたわけではないのです。

 

別の言葉で表現すると、マナーは「生き様」ということになります。

松下さんは晩年、身体が悪く車椅子で生活せざるを得なかったそうですが、
どんなつらいときも、お客さまが来ると車椅子から立ち上がって挨拶したそうです。

周りの人が、座ってていいですから!と言っても、頑固にきかなかったそうです。

お客さまも松下さんの体調を考えれば、座ったままでも、まったく問題ないし、
失礼なことでないと言っても、その場で立ち上がって頭を下げたそうです。

私は、この「生き様」こそが、マナーの本質だと考えています。

お年寄りは大切にしなければと誰もが思っています。

でも、お年寄りに実際に近寄って行って親切にする人は少ないです。

考えている人がその人ではなく、実際に手を差し伸べている人がその人なのです。

もちろん心のこもっていない行動は論外ですが、
厳しく言うと、マナーは考え方ではなく結果です。

あまくはない現実、つまりリアリティーこそがマナーの本質です。

田渕 裕哉

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