人を行動に促す方法4.

From : 田渕裕哉(2011/06/30 06:26:31)

おはようございます。今朝はいい天気の福井からです。
昨夜の福井のセミナーは文字通り満席で大盛況でした。
来てくださった方々に心から感謝申し上げます。

人は他の人たちと調和が取れていることを好み
行動するという傾向があります。

他の人たちが笑うと笑い、他の人たちが泣くと泣き、
他の人たちが空を見上げると一緒に空を見上げるのです。

これは行動の要員は事実や論理よりも
「感情」をもとにしていることの表れです。

マーク・トウェインは
「同じでいたいというのは、人間の本質だ。
この力に逆らえる人はほとんどいない」と述べています。

すでに1820年代からフランスでは
劇場相手の商売が始まっていました。

オペラハウスや劇場のオーナーに雇われた人たちが、
舞台の決められた場面で笑ったり、拍手したり、
立ち上がったり、歓声をあげたりします。

思考や論理はいりません。

それだけでうまくいきました。

あまりにもうまくいったので、
このような「サクラ」が大きなビジネスになりました。

 

テレビ番組で使われる「笑い声」の効果音を考えてみてください。

この効果音なしでは、お笑い番組は存在できないと言われています。

ほとんどの番組は、笑いの効果音がなければ面白くないのに、
この不気味な「笑いの効果音」に助けられて生き残っています。

空っぽのスタジオに響く「笑い声」に、私たちは、実際は、
そんなに面白くないのに、笑ったり、にやりとしてしまうのです。

これが周りと調和したいという無意識の思いなのです。

私はセミナーで、ときどき実験をします。

参加者の一人に後でちょっとしたお祝いをするのでと知らせます。

そして他の2,3人の参加者に、
それを発表したら拍手をして欲しいと頼んでおきます。

実際に発表をすると、参加者全員が拍手をします。

しかし、なぜ拍手をするのでしょうか?

知らない人なのに。

自分が何に対して拍手しているかも知らないのに。

分かっていることは、ただ一つ、
参加者は、周りと調和したいということです。

参加者の2人が拍手したので、同じように拍手したのです。

田渕 裕哉

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