分りやすさは武器になる3.

From : 田渕裕哉(2012/05/23 07:43:29)

おはようございます。今朝も曇り空の千葉からです。

今日は大阪に行きます。夜は日経新聞社主催のセミナーがあります。
3回シリーズの2回目で、営業の方向けのコミュニケーションがテーマです。
毎回、たくさんの方が参加されるので、楽しみです!

詳しくはコチラ ⇒ http://www.nikkei4946.com/SEMINAR/SEMINAR.CGI?ID=3088

人の話を聞くとき、相手は意識して「聞きたい情報」を待っています。

逆に言えば「話を聞こうという心の準備」ができていないときに、
唐突に情報を提供されても、相手はなかなかそれを理解できないものです。

今日は相手に「心の準備」をしてもらうコツをご紹介します。

この簡単なコツさえマスターすれば、あなたが話す内容に対して、
相手に自然と「聞きたい」と思ってもらうことができます。

そのコツとは、最初に「話の種類を伝える」ということです。

これは「今からこの話をしますよ」と話の全体像を伝えることです。

例えば、あなたにもこんな経験はないでしょうか?

レストランやカフェなどにいるときに、隣の席で交わされている会話が
耳に入っては来るものの、何を話しているのかがさっぱり分らない、という経験です。

ちょっと注意して聞いていても、話の大筋が理解できるようになるまでには、
少し時間を要する場合が多いものです。

日本語で話しているのに、なぜ話を理解するまでに時間がかかるのでしょうか?

理由はハッキリしています。

話というのは、聞き手が「これからどんな話をされるのか」
というポイントを事前に把握していないと、理解しづらいのです。

これを忘れて説明を始めてしまうと、聞き手が内容を理解し始めるまでに
相応の時間がかかることになります。

つまりは、あなたがせっかくいい話をしても、相手の理解度は、
まったく深まらないということになるのです。

逆に言えば、聞き手が「これからどんな話をされるのか」というポイントを
事前に知っているだけで、理解度が格段に深まるのです。

だからこそ、まず聞き手に「話を聞く」心の準備をしてもらうことが必要になります。

そのうえで、話の趣旨を伝えるのです。

「展示会の件でご相談があるのですが、10分ほどお時間をいただけませんか?」
といった誰かに話かけるときの表現。

「これからプロジェクトの進捗報告をします」といった打ち合わせを始めるときの一言、

「それでは社長から一言、乾杯の音頭をお願いします」といった司会による進行の言葉。

これらはすべて「今からこの話をしますよ」と話の全体像を伝えて、
相手に「心の準備」をさせているのです。

「最初に話の全体像を一言で伝えてから、話の説明に入る」という
単純でシンプルなことが聞く人たちに、分かりやすさを与えます。

ですので、これはビジネスの現場で自然に身に付けて
無意識に実践できるようになりたいものです。

田渕 裕哉

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