簡潔に話をまとめ相手に伝わる伝え方のコツ4.

From : 田渕裕哉(2012/06/21 07:08:57)

おはようございます。今朝もさわやかな千葉からお届けします。

台風がまた近づいているようです。先日の台風は夜中に風がすごかったです。
朝見ると、バイクが倒れていました。しかし、その隣の畑のキュウリは無事でした。
植物の生命力には目を見張るものがあります。感動でした!

「サウンド・バイト」という説明テクニックを聞いたことがありますか?

今日は、そのテクニックをご紹介します。

まず、次の2つの文章を比べてみてください。

1.と2.では、どちらが読みやすいですか?

1.「部内会議の議事録作成担当である、総務部の吉田さんが急病でお休みのため、
今日提出期限の、先週の木曜日に行われた部内会議の議事録を、
誰かが代わりに作成しなければなりません」

2.「総務部の吉田さんが急病でお休みです。吉田さんは、部内会議の議事録作成担当ですが、
先週の木曜日に行われた会議の議事録はまだ作成されていません。
その議事録は今日が提出期限のため、誰かが代わりに作成する必要があります」

黙読すると、少ししつこく感じるかもしれませんが、実際に声に出して話してみると、
明らかに2.のほうが分りやすいかと思います。なぜでしょうか?

もうお分かりかもしれませんが、人間は、長い文章よりも短い文章のほうが理解しやすいのです。

ですから、分りやすく説明したいのなら、長い文章でじっくりと説明するより、
短い文章を積み重ねたほうがいいと言えます。

以前、「プロジェクト?」というテレビの人気番組がありました。

その人気の一因は、ナレーションにあったと思います。

「プロジェクト?」のナレーションは、見事なまでに「短文の連続で構成されていた」のです。

「そのとき、彼は大声をあげた。そこにあるはずの書類が消えていたのだ。
さらにそのとき彼のケータイが鳴った。電話の相手は社長だった」・・・といった具合です。

テレビ番組は、ニュース番組をはじめとして、
こういった短い文章の組み合わせで構成されることがよくあります。

何より聞き手に分りやすく、記憶にも残りやすいためです。

これを「サウンド・バイト」と言います。

「感動した!」に代表される小泉純一郎元首相のワンフレーズの数々も、
この短い言葉を繰り返し使う「サウンド・バイト」を活用したものでした。

「サウンド・バイト」は、もともとは、後々編集しやすいような短い言葉で表現すれば、
良い所だけを切り取って使えるという発想から生まれたものです。

ただ、最近では、政治家などが、分りやすく刺激的な言葉を並べることで
観衆の注意を引きつけ、強い印象を残す目的で練習をしています。

「サウンド・バイト」は、短い言葉でありながらも、その人のメッセージや雰囲気、
イメージなどを端的に伝えることができる表現方法なのです。

田渕 裕哉

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