簡潔に話をまとめ相手に伝わる伝え方のコツ5.

From : 田渕裕哉(2012/06/22 07:30:41)

おはようございます。今朝は再び台風接近の大雨の千葉からです。

西日本では農産物に被害が出ているようですね。
自然災害は、予期しないときに起こります。
いろいろな場面を想定して備えていなければならないですね。

短く簡潔に話をまとめたり、短い言葉そのものが
なぜ「伝える」ことに優れているのでしょうか?

それは、文章を短くしようとすればするほど、
話し手は厳密に言葉を選ぶようになるからです。

伝えたいことを正しく伝えるために、もっとも適した言葉を使おうと努力するからです。

その結果、聞き手に分りやすい言葉が自然に選ばれるわけです。

例えば、小泉元首相の「感動した!」のワンフレーズも、普通であれば
「優勝おめでとう。つらいけがの中、横綱の頑張る姿にとても感動しました」
となっていたと思います。

しかし、観客は横綱が「優勝したこと」も、「けががつらいこと」も、
「頑張ったこと」も全て知っています。

そういう場合であれば「感動した!」という言葉が最もインパクトがある言葉なのです。

また、長い文章は聞いているほうも話しているほうも、
何を話しているか途中で分らなくなりがちです。

文章はできるだけ短文にするほうが、
今、何の話をされているのかをお互いに理解しやすいと言えます。

話の一つひとつを短い文章で構成します。

「もっと短い文で、簡潔に表現できないか」という視点を持っていただければと思います。
 

「説明する人間」と「説明を聞く人間」の間には、とても大きなギャップがあります。

「説明する人間」は、無意識のうちに「しっかりと相手に内容を理解してもらうこと」
を優先するため、より多くの言葉で、より時間をかけて、より丁寧に伝えようとします。

もちろん、これ自体は何も悪いことではありません。

ただ、ここにギャップがあるのです。

というのも「説明を聞く人間」は、簡潔にまとまった話を聞きたいと思っています。

つまり「より少ない言葉で、より時間をかけずに、より丁寧に聞こう」と思うものなのです。

しかも「説明を聞く人間」は、現実的には大きな判断をしなければならないことが多く、
時間的な余裕がないものです。仕事で結果を出すための説明というのは、
この話し手と聞き手のギャップを理解して、話をまとめるということに他なりません。

忙しい人を相手に短時間で話をまとめる方法に
「エレベーター・ピッチ」と呼ばれるものがあります。

忙しいキーパーソンを相手にする場合、エレベーターに乗っている間、
時間にしてわずか数十秒程度で自分の提案を伝える」といった意味で使われています。

このエレベーターに乗っている間に伝える!というイメージで、次回は説明してみてください。

きっと成功します。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、
このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント