簡潔に話をまとめ相手に伝わる伝え方のコツ7.

From : 田渕裕哉(2012/06/24 07:05:43)

おはようございます。今朝もさわやかな千葉からお届けします。

今朝、妻と散歩をしていると、ときどきお会いする女性(年配のおばさん)
から、メロンをたくさん採って来たので、一つあげるよ、と言われ、
美味しそうなメロンをもらいました。名前も知らない人です。
ここが、印旛村(現在は印西市)ならではのいい所です。

「頭のいい説明」は、「話の内容」だけを伝えるものではありません。

「頭のいい説明」は、必ず「話の意図」も伝わっています。

事実、話が通じない場合、その理由として、話の「内容」ではなく、
話し手の「意図」が伝わっていないということが少なくありません。

聞き手は相手の意図が理解できないために、誤解をしたりするのです。

例えば、あなたが、遠方の取引先に、
ある書類を急ぎで見てもらうことになったとします。

このようなとき、部下に「バイク便を呼んで、この書類を送って」
と言っただけでは不十分なのです。

なぜなら「なぜバイク便なのか」、その意図がこれだけでは不明だからです。

「すぐにこの書類を相手に見てもらいたい」という場合であれば、
別に「バイク便」でなくても構わないということが多くないでしょうか?

場合によっては、バイク便よりもFAXのほうがいいかもしれない。

Eメールの添付で送るという手もあります。

バイク便の距離であれば、直接、持って行くという方法もあります。

つまり「なぜバイク便なのか」という意図を部下に伝えなければ、
部下の仕事を最初から限定してしまうことにもなるのです。
 

ではどうすればいいでしょうか?」

ここでは「ビフォー」と「アフター」の対比をハッキリさせる手法を紹介します。

つまり、目標とする「イメージ(アフター)」と「現状(ビフォー)」の
対比を伝えることで、話のポイントが明確になり、その意図が分りやすくなるのです。

例えば、次の3つの言葉を比べてみてください。

1.「先にAの件をやってください」

2.「先にAの件をやってください。そうすると、Sさんもすぐに動けるので」

3.「先にAの件をやってください。そうすると、
Sさんがデータを集めているので、すぐに資料を作成できるから
」同じようなことを言っているようで、だいぶ印象が違います。

1.よりも2.が、2
.よりも3.が「イメージ(アフター)」がハッキリしているのです。

つまり「結果的にどうなるのか」を説明したほうが、
話の意図が伝わりやすいのです。

未来のイメージを伝えることで「ビフォー」と「アフター」の対比が際立つからです。

「そうすると」という言葉を使っているのも、未来をイメージさせるキーワードです。

バイク便の例も「バイク便を呼んで、この書類を送ってもらえる?
先方はオリジナルが必要で、かつ出先なのでメールを確認できるかどうか分らないから」
と言ったほうが意図が明確になります。

明日からは「起業家の考え方」というテーマでお届けします。

お楽しみに!

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、
このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント