メンタルパワー6.

From : 田渕裕哉(2012/08/25 06:03:12)

おはようございます。今日は一日、吉祥寺の教会で若い人たちと過ごします。

千葉に戻ってきました。千葉はいい天気です。
昨日は、大阪から東京に戻りましたが、私がいたときは晴れていたのに、
そのあと、大雨だったようですね。沖縄には台風も来ているようです。
そして、まだまだ残暑も厳しいです。ご自愛くださいね。

禅を行っていたのは禅僧の僧侶だけではありませんでした。

明治より前、武士と呼ばれた人たちは、剣術や学問とともに、
日常的に禅を行っていました。

上杉謙信や武田信玄などの戦国武将や、江戸時代の初期に生きた
剣豪・宮本武蔵、幕末に活躍した勝海舟や山岡鉄舟などといった人たちは、
禅に精通していたと言われています。

武士たちは、一度、合戦が始まると死と隣り合わせの日々を送ります。

また戦国時代が終わり、平和になった江戸時代でも、規則違反やケンカ、
仕事のミスの責任を取るために切腹を言い渡されることがあったそうです。

そうしたときに、堂々と死ねるよう、常日頃から禅を行い、心を鍛えていたのです。

例えば、山岡鉄舟は「無刀流」という流派をつくった剣の達人として知られています。

鉄舟がまだ20代のころ、剣の師匠・浅利又七郎にどうしても勝つことが
できなかったため、何が足りないのかを考え、禅の修行に打ち込みました。

そして改めて師匠に試合を申し込んだところ、師匠の浅利は、
鉄舟の無言の気迫を感じて、試合をする前に「参った」と言ってしまったそうです。

また鉄舟は幕末のころ、徳川幕府のために、たった一人の供を連れて
100人が守る敵の陣地に乗り込み、敵の大将・西郷隆盛に会って交渉する
という役目を果たしました。

このときのエピソードで、鉄舟は敵陣に乗り込む途中、
何回も敵軍の兵士とすれ違いました。

敵兵に幕府側の人間ということを悟られると、有無を言わさず殺されてしまいます。

しかし、あまりに鉄舟が堂々としていたため、敵兵たちは「味方の偉い人だろう」
と勘違いして、声をかけることもせず、通してしまったそうです。

この豪胆さはマネできません。

禅で心を鍛えていると、このような命懸けのときでも、落ち着いていられるのです。

私たちの悩みや不安のほとんどは、仕事のこと、お金のこと、未来のこと、
健康や病気のことのどれかです。

もちろん精神的に苦しいものですが、武士のように「死」の恐怖と戦うことは、
あまりありません。

ということは、私たちが禅を行うと、たいていの悩みや不安は
コントロールできてしまうのです。

これは日本のメンタルトレーニング法と言ってもいいでしょう。

スティーブ・ジョブスやマイケル・ジョウダンも禅を学び、禅を愛していたと言います。

そして偉大な人生を歩みました。

私はヨガを学んでいますが、禅を含め、
あなたなりのメンタルトレーニング法を実践しては如何でしょうか?

田渕 裕哉

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