From : 田渕裕哉(2012/12/29 07:26:24)
おはようございます。今朝も寒い千葉からです。
いよいよ年の瀬ですね。今日は大掃除の方が多いと思います。
うちも大掃除ですが、夕方から友人が来ます。
今年もあと3日です。やり残しのないように頑張りましょう!
人には、さまざまなタイプがあります。
細かい人には、細かく説明しなければ納得させられません。
でも、おおざっぱな人に、細かく説明しても、分ってもらえません。
誰でも同じアプローチをすると失敗します。
そのタイプに合ったアプローチをすべきです。
本の読み方も、目的によって、3つの方法を使い分けると効果的です。
1.「スキミング・リーディング」(概要把握)
これは全体を広く浅く理解するときの読み方です。
認知心理学における「トップダウン処理」を根拠とするスキム、
すなわち「すくい取る」読み方のことです。
「全体から部分へ」つまり、まず全体を把握し、
詳細に関しては、全体の流れから予測(推論)する読み方です。
2.「ターゲット・リーディング」(詳細把握)
これは、部分的に深く理解するときの読み方です。
認知心理学における「ボトムアップ処理」を根拠とします。
「部分から部分へ」つまり、単語や句のひとつひとつに注意を向け、
これらを結び付けて、全体を組み立てます。
3.「トレーシング・リーディング」(通読)
これは読み飛ばしはしないで、全ページを読む場合に適した読み方
(トレース=たどる、なぞる)です。
効果的に本を読むには、パラパラ読みで全体を把握し、目的に合わせて、
この3つの読み方を使い分けることです。
「既知知識」の量も関係します。
3種類の読み方を組み合わせてもいいですし、
どれかひとつの読み方に注力しても構いません。
例えば、ほとんど既知知識を持たないジャンルの本は
「スキミング・リーディング」を繰り返し、だいたいを理解することが大切です。
その部分を詳しく専門性を高めるには「ターゲット・リーディグ」がいいです。
時系列の経過を知る必要がある場合は「トレーシング・リーディング」がいいです。
田渕 裕哉
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