ビジネス名著から学ぶ教訓2.

From : 田渕裕哉(2013/02/19 07:52:19)

おはようございます。今朝は札幌のホテルからお届けします。

雪がスゴイです。寒いです。北海道の方々を尊敬します。
こんな寒い中で、頑張って生きている北海道の方々はスゴイです。
今日の夜の便で千葉に戻る予定ですが、帰れるかどうか不安です。

ドラッカーは、企業の目的は「顧客の創造」であると定義し、
そのための基本的な機能は2つだけであると論じています。

「マーケティング」と「イノベーション」です。

ここで言うマーケティングとは、狭い意味の広告宣伝ではなく、顧客を理解し、
営業しなくても自然と売れていくような状態を創り出すことを意味しています。

イノベーションはドラッカー経営学の中核のテーマの一つです。

社会のニーズ、社会の問題を事業機会として捉えて、
顧客の新しい満足を生み出すことを指します。

次にドラッカーは事業の定義へと筆を進めます。

「我々の事業は何か」を問い続けることの重要性を説き、
この欠如が企業衰退の最大の原因であると言います。

事業の定義なしに投資を行ってもばらまきに終わり、
また一度定義しても予想以上に早く陳腐化する、と注意を喚起しています。

事業を定義するには、まず顧客からスタートすべきとドラッカーは説きます。
 

1.顧客は誰か、2.どこにいるのか、3.何を買うのか、
4.彼らにとっての価値は何か、を考察しなければなりません。

しかし「我々の事業は何か」という問いの答えは、
論理的に導かれるものではなく、勇気を必要とする意思決定です。

それゆえにドラッカーは、これこそトップマネジメントの
最も重要な責任と役割であると位置付けたのです。

ドラッカーは利益は企業と社会にとって必要であり、
企業活動と意思決定に規律を与えるものとしてその意義を認めながらも
「企業の目的ではない」とし、行き過ぎた利益至上主義に異論を唱えています。

「我々の事業は何か」を問い続けることが、
トップマネジメントの最も重要な役割としたドラッカーの指針は、
時代を経てもなお色あせない普遍性があります。

これがドラッカーの偉大さです。

田渕 裕哉

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