ビジネス名著から学ぶ教訓7.

From : 田渕裕哉(2013/02/24 05:43:46)

おはようございます。今朝もまだまだ寒い千葉からです。

日中は暖かいですが、朝晩は、まだまだ寒いです。
今日は、教会で千葉ステーク大会が開催されます。
年に2回の大会で7つの教会の会員たちが一堂に会します。

『プロフェッショナルの条件』の中で、ドラッカーは
「先進社会では労働人口の重心が肉体労働者から知識労働者に移動する」
と指摘しています。

知的労働者は70歳を超えても働けます。

一方で、知識労働者の雇用主である組織(企業)の寿命は
どんどん短くなっていきます。

国際競争の激化、技術革新のスピードのゆえに
「企業が繁栄できる期間は確実に短くなる」からです。

そして「知的労働者への移動」と「企業の短命化」という
2つの現象が重なるとき「知的労働者が雇用主である企業より長生きする」
という状況が生まれます。

これから社会に出る若者にとっては
「20代で1つの会社に入り、60歳の定年まで同じ会社で過ごす」
という生き方はできなくなります。

こうした新しい社会をドラッカーは「ポスト資本主義社会」と呼んでいます。

土地や資本や労働力をさしおいて、知識が最大の生産要素となる社会のことです。

アメリカのグーグルやフェイスブックのことを考えてみてください。

こうしたネット企業を立ち上げるのに、
広大な土地や設備、何千人といった労働力は要りません。

だから起業のときの資本もほんのわずかで足りてしまいます。

「世界をあっと言わせる知識」があれば、
わずか数年で株式時価総額が1兆円を超えるような巨大企業が生まれるのです。

ドラッカーは働くものに対して「自分の強みを知り」「時間を管理し」
「正しい意思決定を下し」「優れたコミュニケーションをとる」
ことが必要だと説いています。

つまり自分自身の価値を高め、自分を使って何をどのように
社会に貢献したらいいか、これからの時代を生き抜く鍵です。

ドラッカーは、プロとは職業ではなく「生き方」であると説いています。

明日からは「教える技術」というテーマでお届します。

お楽しみに!

田渕 裕哉

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