教える技術2.

From : 田渕裕哉(2013/02/26 07:31:02)

おはようございます。今朝は福岡からお届けしています。

昨日は、素晴らしい出逢いがありました。奇跡の出逢いだと思います。
人生は出逢いの連続ですが、人生に大きな影響を与える出逢いがあります。
そう考えると、人生はとても神秘的で感動的な毎日だと感じます。

人を育成するということは簡単ではありません。

このことを最も身に染みて感じているのは、
おそらく子育てを経験したお母さんたちではないでしょうか?

彼女たちは「今日、子どもに言ったことが明日からできるようになる」なんて、
まったく思っていません。

お母さんたちは、子供に新しいことを覚えさせるにも、
生活習慣や学習習慣を身につけさせるにも、
何度も何度も繰り返し根気よく教える必要があることを理解しています。

経験を積み年齢を重ねてきたビジネスマンも、基本はまったく同じです。

教育にはある程度の時間がかかるのです。

一方、ビジネスの時間軸は、まったく違います。

すぐに結果が求められ、それこそ今日やったことの結果が今日、
遅くとも1ヶ月後には結果が欲しいわけです。

「今月の目標は、これだから、月末までにこれだけの成果を上げなければ」
と考えながら、上司たちは部下たちに課題やノルマを与えます。
 

部下の教育がうまくいかないと悩んでいる人の話をうかがうと、
このビジネスと教育の時間軸の違いを理解していない方が、とても多くいるのです。

人を育てる立場であるリーダーや管理職は、
自分の中に「短時間で結果を出す、ビジネスの時間軸」と
「数カ月から数年かけて取り組む、教育の時間軸」の両方を持つこと、
そして教育の時間軸を常に意識しながら「今月末までに、これをやりなさい」
という指示や要求を出すことが求められるのです。

そのような背景があり、よく企業の採用担当者には、人材育成にかかる時間を
お金で買うという側面があるのです。

プロ野球がお金で選手を補給するようなものです。

もちろん悪いことではありませんが、すべてをそれに頼ると、
組織全体の成長ができなくなります。

なぜなら「人を育てるという経験」は、育成する側の人間や組織も育てるからです。

だから「教える技術」が必要なのです。

田渕 裕哉

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