死を意識する生き方6.
From : 田渕裕哉(2013/03/30 04:36:22)
おはようございます。今朝は朝4時に東京のホテルからメールしています。
今日は朝一番に仙台でアポイントがあります。
その後、13:30~15:30に岩手県の水沢でセミナーです。
「アンチエイジング」のセミナーを月に1度開催しています。
ソフトバンクの孫正義さんも、死と向き合うことで、
自分を大きく変えた人のひとりです。
これは孫さんに1983年に起きた出来事です。
創業時3人だった会社の社員も、その頃には152人に拡大し、
売上高は45億円にまで成長していました。
しかし、その矢先、20代半ばにして孫さんは突然の病に倒れるのです。
病名は慢性肝炎。それも肝臓ガンへ進行する可能性の高い肝硬変寸前の状態。
死亡リスクの高い重病です。
孫さんは、20代にして「5年は(命)がもつかもしれないが、それ以上は・・・」
と診断されてしまうのです。
入院当初、孫さんは、夜な夜な、病院でひとりメソメソ泣いていたのだそうです。
「会社も始動したばかり。子どももまだ幼いのに、俺もこれで終わりか・・・」
こんなに勉強して、こんなに熱い気持ちで会社を起こしたのに、
あとたった5年で俺の命は終わるのか?」
俺の人生はいったいなんだったんだろう。
しかし、このとき、病院のベッドで司馬遼太郎の『竜馬がゆく』と出逢います。
幕末のヒーロー、坂本龍馬は28歳で脱藩し、
33歳で暗殺されるまでの約5年で日本を変えています。
「5年」と寿命を宣告され、病院で泣いていた孫さん。
しかし、しかし、5年で革命を起こした龍馬の人生を知り
「あと5年もあれば、相当大きなことができるのではないか」と思い直しました。
そして「たかが自分の命くらいでくよくよしてどないするんや。
もっと大きく構えなきゃいかん」と思うきっかけになったのです。
死はあなたに突きつけます。
「このまま死んだように生きていいのか?」
「おまえの?一番大切にしたいことはなにか?なぜそれをやらない?」
「自分だけよければいいのか?」
孫さんは、その後、画期的な治療法が見つかり病気も完治しました。
そして東日本大震災で個人資産100億円を寄付するにまで成功したのです。
田渕 裕哉
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