ちょっと面白い有益な話3.

From : 田渕裕哉(2014/02/26 07:34:42)

 おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

 
真央ちゃんが会見で、森元首相の発言に対して、
「私はまったく気にしていませんが、森さんが後悔してると思います」
と言ったのは、さすがでしたね。これがベストの答えだと思います。
 
今日は東京と新横浜でミーティングがあります。
 
 
有名な話で大岡越前の「実母継母の子ども争い」の裁きの話があります。
 
父親が死んで、一人の子どもが遺産相続をします。
 
ところが、先妻と後妻が共に「私が産んだ子なのだ」と主張して争います。
 
大岡越前は、二人の女のいずれかが実母かを裁定しなければなりません。
 
そこで「子どもを中に置いて、二人が両方から手を引きあえ。
勝ったほうに子どもを渡すことといたそう」
 
二人の女が綱引きをして、真の親かどうかを決めるというのですから、
まったく無茶苦茶です。
 
両方から引っ張られて、子どもは「痛い、痛い」と泣きます。
 
すると、一人の女が手を放し、もう一人の女が子どもを抱き抱えました。
 
子どもを抱いた女が、勝ち誇って言います。
 
「お奉行様、これでこの子は私のものですね」
 
そのとき大岡越前が判決を下します。
 
「待て、偽り者!そのほうこそ偽り者であるに違いない。
まことの親であれば、痛がって泣くわが子の不憫さに、思わず手を放すであろう。
そのほうは、まことの親ではない!まことの親は、そこで泣いている女のほうである!」
 

 大岡越前が子どもの綱引きを命じたのは、真実の親を見つけるための手段だったのです。

 
これが「名裁き」となっているわけです。
 
しかし、実はいくらでも反論できるのです。
 
例えば「お奉行様、あなたは、実の母親の気持ちが分かっていない!
この子の手を放せば、私はもう二度とこの子には会えないんだ。
そんなときに、実の母親なら手を放すでしょうか?
いいや、決して放すもんじゃない。たとえ、この子の片腕が折れても放しません。
あの女は、この子が欲しいんじゃない。この子についている遺産だけが欲しいんだ。
しかし、いくら遺産があるといったって、身体障害者になったような子なら、
いらないと思ったんだろう。だから手を放したんじゃないか」
 
さてさて、あなたは、どちらの意見が正しいと思いますか?
 
これは分らないですね。
 
たぶん、意見が分かれると思います。
 
結局にところ、真実は分らないというのが正解です。
 
分らないことを、自分の物差しで決めていても、
歴史は、大岡越前を「名裁判官」だと言っている、
それは、おかしいと思いませんか?
 
田渕 裕哉
 
 
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