人間力を高める方法5.

From : 田渕裕哉(2014/10/24 06:15:20)

 おはようございます。今朝は静岡に泊まっています。

 
昨夜はセミナー後に遅くまで多くの素晴らしい方々と過ごしました。
静岡も、本当に素晴らしいグループです。
今日は、朝早い新幹線で博多まで移動です。博多でセミナーです。
 
 
明治から戦前まで、日本人の教育に大きな影響を及ぼしてきた教えに
吉田松陰の「士規七則」というものがあります。
 
松陰先生が塾生たちに、日本の未来を担うために学ぶ7つの心構えを説いたものです。
 
その後、数々の人たちの手元に写しがまわり
「人としての格を高めるための書」として重宝されました。
 
「一つ、およそ、人として生まれたならば、人が鳥や獣と違う理由を
知らなけらばならない。思うに、人には、人として守るべき五つの道理があり、
その中でも、人が人であるための基本は「忠」と「孝」である。」
 
五つの道理とは、人が大切にする人間関係のことを言います。
 
君臣関係、親子関係、兄弟関係、夫婦関係、盟友関係。
 
それぞれの関係において、大切にするものがある、という東洋の教えの基本です。
 
人が動物と異なるものは「ルーツを意識する心」です。
 
自分の命をかえりみたときに、自分の生命はどこからやってくるのか、
生命の根元(ルーツ)は何かを考え想う心です。
 
自分の存在があることを「当たり前だ」と思ってしまうところには、
人間力は高まりません。

 自分の存在があることを尊いと思えるかどうか。

 
自分がここにあることが尊いと思える人は、まわりの人が
そこにいてくれることの尊さを感受することができます。
 
自然と感謝が芽生えるようになります。
 
この「尊く想う心」が、人が鳥や獣と異なるゆえんなのです。
 
「家の内側で尊ぶものへ抱く気持ちが孝」「家の外で尊ぶものへ抱く気持ちが忠」
 
この2つがあるからこそ、人間力が高くなるのです。
 
また、この忠と孝を教えることが、人間学でもあり、人間を育てることにもなります。
 
忠・孝とみると難しそうですが、一言で言えば「尽くしたいものに尽くす心」です。
 
人間学とは本来、実践的なものです。
 
歩みが同じだとしても、これまでとは違う意識で、
ひとつひとつ行えるのであれば、それは人間力が高まった証でもあります。
 
私たちのご先祖さまは、誰一人として生きることを諦めませんでした。
 
だから今の私たちがあります。風雨にさらされ、
泥水をすすってでも生き抜いた生命力が私たち一人一人の中に流れています。
 
先人たちの生き方を無駄にせぬよう、
先人たちに恥ずかしくない生き方をしていきましょう。
 
人間力を高める工夫として、日々、尊いもののために、感謝の心を持って、
自分ができることを行なってみてください。
 
田渕 裕哉
 
 
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