究極の思考習慣6.
From : 田渕裕哉(2014/12/06 07:05:50)
おはようございます。今朝は寒い博多からです。
本日は大阪にてドリュー・ジョージソン博士来日セミナーを開催します。
時間は13:30~15:30で、場所はハートンホール本町 スカーレットです。
住所は、大阪市中央区久太郎町4-1-3大阪御堂筋ビルB1です。
昨日は博多で開催しまして、非常に素晴らしい最新の予防医学の話が聞けます。
参加無料ですので、ぜひ、ご参加ください。
今日は「舌きりすずめ」の話をしたいと思います。
ご存知のように、おじいさんがすずめをかわいがっていましたが、
ある日、おばあさんが大切にしていた洗濯のりをすずめがなめてしまいます。
おばあさんが怒ってすずめの舌を切ってしまいます。
すずめは逃げていきます。
おじいさんは、なんとか探そうと思って苦労しますが、
やっとの思いで探します。見つけて、すずめがもてなしてくれるのですが、
帰り際に、大きなつづらと小さなつづらのどちらがいいかを尋ねます。
おじいさんは、小さなつづらを選びます。
開けてみると宝物が出てきます。
一方、おばあさんも、そのつづらが欲しくなり、すずめに尋ねます。
すると、すずめは今回も、大きなつづらと小さなつづらの、
どちらがいいかをおばあばあさんに尋ねます。
おばあさんは「大きなつづら」と答えます。
開けてみると、中から「化け物」が出てきたという話です。
では、皆さんに質問です。よく考えてみてください。
もし仮に、すずめはおじいさんに小さなつづらではなく、
大きなつづらを要求し、逆におばあさんが大きなつづらではなく、
小さなつづらになってしまったとしましょう。
どうしますか?いろいろな解釈があります。
例えば、すずめは人の心が読めるので、おじいさんが選ぶほうは
分かっていたという解釈があります。
この残念なところは、すずめがおばあさんの嫌がる洗濯のりをなめてしまったことです。
おじいさんが選ぶつづらには、大きいほうも小さいほうも「宝物」を入れ、
おばあさんが選ぶつづらには、どちらも「化け物」を入れておいた
というのは如何でしょうか?
これでは題名を「すずめの復讐」にしなければなりませんね。
究極の解釈は、どちらも「宝物」が入っていたというものです。
おじいさんは、それを宝物とイメージして感謝し、
おばあさんは、期待が大きかったので、なんだこんなものかと、
宝物を化け物にイメージしてしまったという解釈です。
同じものが見る人によって、宝物にも化け物にもあるという話です。
田渕 裕哉
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