From : 田渕裕哉(2017/07/27 07:00:06)
2017年7月27日(木)
おはようございます。今朝はバンコクからお届けしています。
優れた人間を平均的な人間と区別する特性の一つは「あらゆる状況の中から、
ポジティブな観点を見つけようとする」性質です。楽観主義者は困難な状況や
逆境で、隠れた資質や能力が発揮される場合が多々あることを知っています。
「没頭したい」「夢中になりたい」と言う人がいますが、
そうした人たちの多くが「やりたいことがあれば夢中になれる」
「好きなことが見つかれば没頭できる」と「没頭できる何か」
「夢中になれる何か」を探そうとします。
しかし、研究の中で明らかになってきているのは「何をするか」よりも
「どのようにするのか」の方がフロー状態になれる。ということです。
方程式としては、フロー状態=「チャレンジとスキルが釣り合っている状態」です。
スキル(能力)というレバーと、チャレンジ(難易度)というレバー。
この2つのレバーを操縦することで、私たちをフロー状態に導くことができます。
スキルが高すぎると日々はどんどん退屈になります。
一方、チャレンジが高すぎると日々はどんどん不安になります。
なので、退屈を感じそうだったら、制限時間をつくったり、
複雑さを高めたりしながら、難易度を上げましょう。
また不安を感じたら、取り組む1つのサイズを小さくしたり、
期待するレベルを低くしたりしながら、難易度を上げましょう。
「難しすぎず、簡単すぎず」というように設計して取り組むと、
人はどんどん成長していくことができるようになります。
田渕 裕哉
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