集中の技術3.

From : 田渕裕哉(2012/04/25 06:34:11)

おはようございます。今朝は、いい天気の茨城県の守谷からです。

今日は、あの有名な「明治」の新入社員研修です。
これで、今年の新入社員研修は終了します。
今日も「最高の研修」をして、最後を締めたいと思います。

例えばイメージしてみてください。

あなたは明日6時に家を出なくてはならない大切な仕事があるとしましょう。

前の日から気が散って落ち着かない人も多いと思います。

しかし、朝早いというのは6時からであって、
明日5時に起きて家を出るために早く寝ればいいだけなのです。

つまり、そもそも6時に早いとか大変などという意味などは付いていないのです。

あなたにとって6時は早いという意味がついているのは分ります。

しかし、6時にもともと早いという意味は付いていません。

その証拠に築地市場で働く人に6時から仕事が始まる
と言ったら遅いと感じるはずです。

別に、築地で働く人がポジティブシンキングだからでもありません。

もともと6時には早いも遅いも意味など付いていないのです。

築地で働く人には遅いという意味があり、
あなたにとっては早いという意味が付いているだけなのです。

人間の脳は自分固有の意味付けをする習性があります。

気が散って集中できない真の原因は
「意味付けしているこの腦」にあるのだと「気づく力」がまず必要です。
 

「意識して意味付けを変えなさい」ということを言いたいのではありません。

実は腦に原因があることに気づけば、ある腦を磨くことで、
考えられないような集中力を得ることができます。

人間の脳には様々ありますが、大きく分けると
認知脳とライフスキル腦の2つに分ける考え方があります。

それぞれに役割があります。

認知脳は外側の出来事に向いた脳の機能です。

すなわち外部の状況や出来事を判断して「すること」を明確にする脳です。

パフォーマンスの「何をするのか」の部分を支える重要な腦です。

但し、この認知脳が「気を散る状態」を生み出す意味付けの原因でもあるのです。

つまり集中という観点からは厄介な脳機能でもあります。

そこで登場するのがライフスキル腦です。

この脳機能は、心の状態を「揺らがず」「とらわれず」の
フロー状態にしてくれるのです。

どちらかと言うと内側の心の状態に向けた脳の働きです。

集中状態を創り出している人は間違いなく
このライフスタイル腦が優れているのです。

このライフスタイルという腦を最大限に発揮し、
いつも集中しているのが羽生名人やイチロー選手です。

そして、このライフスタイル腦は
誰でもが身に付けることができる腦として知られています。

それが最大の特徴です。

気が散らない人などいません。

それでもライフスタイル脳を磨き、集中状態を創る方法が存在するのです。
 

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