超葉隠論100.

From : 田渕裕哉(2025/05/17 06:05:08)

2025年5月17日(土)
おはようございます。今朝は雨の千葉からです。

指導者の心得77.
指導者はどんな事態にあってもなすべきをなさなければならない。

先述した「失楽園」という大文学も、ミルトンの人生における
不幸のどん底が生み出したのだ。

クロムウェルと共に戦った清教徒革命に敗れ、両眼を失明した。

その状態で、後世に対して清教徒の「魂」を残すために執筆した
ものが「失楽園」なのだ。

口述を娘がすべて執筆したのである。

ミルトンが成功していたら、あの大文学は生まれなかった。

失意のどん底で、その偉大な魂が未来を見つめていたのだ。 >>続きはこちらから

超葉隠論99.

From : 田渕裕哉(2025/05/16 06:16:23)

2025年5月16日(金)
おはようございます。今朝は沖縄の海の見えるホテルからお届けします。

指導者の心得76.
指導者は目先の利害にとらわれず長期的にものを考えることが大事である。

不幸を味わう人間になりたい。我々は動物ではないのだ。動物に不幸はない。

不幸は、本当の人間だけが体験できる宇宙的実在なのである。

不幸とは、人間的価値に対して降りかかる試練と呼んでもいい。

あのウナムーノはその「生の悲劇的感情」において「不幸の底から、新しい
生が湧き出づるのだ」と言っていた。

魂の鍛錬に生きる者は、洋の東西を問わず不幸のもつ人間的価値を語っている。

魂の成長とは、一つ一つの不幸を克服していく過程のことを言う。

不幸は、人間として成長していくために与えられている。 >>続きはこちらから

超葉隠論98.

From : 田渕裕哉(2025/05/15 06:19:40)

2025年5月15日(木)
おはようございます。今朝もよく晴れた千葉からです。今日は沖縄です!

指導者の心得75.
指導者は徹底した努力こそ成功の要諦であることを知らなければならない。

我々現代人は、みな国家に飼育される家畜に成りつつある。

ここから脱出するには、葉隠的な精神が必要になる。

国家などを超越した、本来的人間の魂の進化に向かって跳躍するのである。

これを「当たり前」と思うまで鍛錬しなければならない。

ただ独りで体当たりを敢行し、ただ独りで泣くのだ。そしてただ独りで死ぬ。

このような葉隠的人生だけが、新しい人類を生み出すだろう。

葉隠という人類文化は、永遠に新しい人間を創り出すための思想なのだ。 >>続きはこちらから

超葉隠論97.

From : 田渕裕哉(2025/05/14 07:48:45)

2025年5月14日(水)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

指導者の心得74.
指導者は何か一つのものごとにとらわれてはならない。

大業に挑戦してこその人生である。ただ一度の現世なのだ。

やはり大業に挑戦したい。

安易な幸福を求めず、もっと大きな何ものかを求めたい。

偉大な魂の戦いの中に、私は死にたいのである。

あの偉大なアンドレ・ジードもその「狭き門」の中でそれを言っている。

「人間は幸福になるために生まれて来たのではない」

そうはっきりと述べているのだ。 >>続きはこちらから

超葉隠論96.

From : 田渕裕哉(2025/05/13 07:24:34)

2025年5月13日(火)
おはようございます。今朝はいわき市からお届けしています。

指導者の心得73.
指導者は自分の力で泳ぎ切る覚悟がなくてはならない。

葉隠十戒 第七戒
本気にては大業ならず、気違ひになりて死に狂ひするまでなり。

第七戒においては、本気ぐらいでは革命は成せないと言っているのだ。

本気ではせいぜいが、この世のことぐらいしか成せない。

死に狂いとは、肉体の根源、そして魂の淵限から湧き出づる慟哭に
よってのみ成される、真の体当たりに他ならない。

そしてそれだけが、真の未来を切り拓くことは随分と述べてきた。

無限に向かって、大跳躍をするその心意気に、人類の魂はかかっている。

あの唐の魏徴が「述懐」において「人生意気に感ず、巧名誰かまた論ぜん」
と謳ったのは、まさにこの謂いである。 >>続きはこちらから

超葉隠論95.

From : 田渕裕哉(2025/05/12 07:59:35)

2025年5月12日(月)
おはようございます。今朝は小雨の千葉からです。

指導者の心得72.
指導者に徳があってこそ、はじめてもろもろの力が生きてくる。

人間の魂が進化すれば、国家はなくなる。

そのときこそ、自らに課せられた宇宙的使命を遂行する真の人類が
この地上を覆うことになるだろう。

葉隠は、それを言っている。山本常朝は、人類の起源を感じていた

そして人類の未来もまた見通していたのだ。

その深い霊性によって、自分の生きる現世を見ていたに違いない。

私には、その時間軸の測り方がよく分かる。

そうでなければ、葉隠は絶対に書けない。 >>続きはこちらから

超葉隠論94.

From : 田渕裕哉(2025/05/11 07:39:11)

2025年5月11日(日)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

指導者の心得71.
指導者は自分の力を超えた運命というものも考えてみたい。

レーニンも、革命の本当の理想は魂の革命だと思っていた。

しかし当面の問題として、共産革命に走ったのだ。

レーニンの本来的な思想は、すこぶる深いものがある。

それは血の中にうずくロシア正教会の「神秘思想」である。

魂の無限進化を願う切ないほどの「祈り」だ。

レーニンが日本の武士道に惹かれていたことが伝えられるのも、
理由のあることだった。

レーニンは信じていた。 >>続きはこちらから

超葉隠論93.

From : 田渕裕哉(2025/05/10 07:51:56)

2025年5月10日(土)
おはようございます。今朝は小雨の千葉からです。

指導者の心得70.
指導者は天地自然の理を知り、これに従うことが大切である。

魂の無限進化という革命に向かう気概を失った人類に、もう未来はない。

私は武士道の復活に、日本の未来をかける者のひとりだ。

もちろん、魂の革命とは真の永久革命のことを言う。

たとえ物質革命であっても、それはやはり人類的な意味をもっているのだ。

私は現代の家畜化した文明社会を見るとき、あのロシア革命すら人間的共感
を覚えてしまうのである。

私は共産主義は大嫌いだが、あのロシア革命に燃えた人々の魂には共感する
ものが多い。

ロシア革命を指導したあの偉大なレーニンに私は共感するのだ。 >>続きはこちらから

超葉隠論92.

From : 田渕裕哉(2025/05/09 07:49:26)

2025年5月9日(金)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

指導者の心得69.
指導者はものごとを公の立場で考えなくてはならない。

私は武士道の中で葉隠だけが未来を創造する力をもつと考えている

それは葉隠が、狂気に近い純心と清純をもっているからに他ならない。

つまり青春の力である。青春の力を失えば、宇宙も生命も文明も、
あらゆるものはすべて滅び去る。

我々人類は、いまや老い果てている。いや老いさらばえたと言うべ
だろう。

科学文明と民主主義によって、我々は安楽と幸福ばかりを求める
動物に成り下がってしまった。魂の鍛錬を忘れてしまった。 >>続きはこちらから

超葉隠論91.

From : 田渕裕哉(2025/05/08 06:22:59)

2025年5月8日(木)
おはようございます。今朝は東京のホテルからです。今日は新潟でセミナーです。

指導者の心得68.
指導者は自分の競争相手にも学ぶ心がまえが大切である。

「もっと大きい、もっと大事な幸福がある」

これが、原始キリスト教を貫徹していた信仰なのだ。

不滅性への渇望であり、魂の無限進化への憧れと言っても
いいだろう。

私はこの中に人類文化の中枢を見る。

人間の存在理由を見るのだ。

魂の崇高を願う人間は、宗教であると文化であるとを問わず、
同じものを見つめている。 >>続きはこちらから