From : 田渕裕哉(2012/12/28 07:49:58)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。
今日で仕事収めのところが多いのではないでしょうか?
私も昨日から、大掃除に入りました。
なんとか今日、明日でキレイにしたいです。
心理学の用語で「プライミング効果」という言葉があります。
プライミング効果とは
「先行する刺激の処理が後続する刺激の処理に影響を及ぼすこと」です。
分りやすく言うと「一度見たものは、二度目は見やすくなる」ということです。
予習してからしたほうが、理解度は深まります。
本を読む前に、ページをパラパラとめくり「目的」と関わりのある
キーワード(先行刺激)をあらかじめ見つけておくようにすれば、
プライミング効果をさらに引き出すことができます。
ここで「既知知識」すなわち、すでに持っている知識の量を意識してみましょう。
既知知識が多いと、本を早く深く読むことが可能になります。
いきなり難しい内容の本だと、既知知識の量が少ないため、
途中で挫折してしまう可能性があります。
その場合は、入門書などの「分りやすい表現」で書かれた本を先に読んで
「既知知識」の量を高めるのです。
それでは具体的に読み方を解説します。
まず、パラパラ読みをして「このあたりが必要かもしれない」
ということを「なんとなく」つかんでおきます。
「ざっと目を通しておく」感じです。
そのときのポイントは「目的」を達成するために必要なキーワードを決め、
そのキーワードを探す感覚で読む、ということです。
こうすると、ただパラパラ読みをするよりも、プライミング効果が高くなります。
「パラパラ読み」を何度か繰り返していると、
そのうちキーワードが浮かんでくることもあります。
あくまで、先行刺激を腦に与えることが目的なので、
キーワードの見落としがあっても構いません。
手を止めずに、ページをめくってください。
スピードの目安は、1ページ2~5秒ほどがいいです。
200ページ程度の本なら、1冊10分ほどで終わります。
田渕 裕哉
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