ビジネス名著から学ぶ教訓3.

From : 田渕裕哉(2013/02/20 06:18:01)

おはようございます。昨日は、札幌から無事に帰れました。

今日は1日、企業研修です。同じ会社で5回に分けてやっています。
今日が5回目です。非常に優秀な社員で、大変盛り上がります。
今日も良い研修ができるように頑張ります。楽しみです!

どの組織にも存在する意義・目的であるミッション(使命)が存在し、
その目標を明確に示した「ミッション・ステートメント」が必要です。

企業にとって「お金を稼ぐ」ことは目的の一つではありますが、
それが一番の目的であることは滅多にありません。

ミッション・ステートメントは、すべての従業員に共感・共鳴をもたらすような
パワフルな目標であり、企業として現在の取り組みや行動が適切であるかを
判断する基盤となるものでなくてはなりません。

スターバックスのミッション・ステートメントは
「人々の心を豊かで活力のあるものにするために―ひとりのお客様、
一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティーから」というものです。

8年前にCEOを退いていたハワード・シュルツが、
2007年に窮地に陥ったスターバックスを再生するために、
2008年にCEOに復帰しました。

再生は、ここから始まりました。

『スターバックス再生物語』が示す重要な教訓の一つは、利益追求に走ると、
ミッション・ステートメントに反する事態が生じかねない、というものです。

例えば、スターバックスはかつて、既存店の売り上げを伸ばすために、
ブレックファスト・サンドイッチを加えました。

「朝食用に温かい食べ物が欲しい」という利用客の要望に応えるためです。

しかしその結果、コーヒーの香りがサンドイッチのチーズが焦げる臭いで
打ち消されてしまい、店内に足を踏み入れたときにコーヒーの豊かな香りに
包みこまれる「スターバックス体験」を提供することが困難になってしまいました。

シュルツは「再生物語」の中で「たとえ経済的利益をもたらすものでも、
ミッション・ステートメントに反するものは排除するべきだった」としています。

優れたリーダーは、組織が正しいことを目指しているという揺るぎない自信と、
人々を率いる能力を持たなければならないのです。

田渕 裕哉

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