続・思考の達人になる方法3.

From : 田渕裕哉(2011/11/16 06:17:45)

おはようございます。今朝は寒い広島からです。
今日は大阪に行きます。午前中は天王寺でセミナーです。
夜は、大阪の日経新聞主催のセミナーで講演します。
新しいアイデアや、新しいやり方を見つけたいときには、
思考の達人は面白い方法を試します。
それは辞書を開いて、無作為に名詞を選ぶという方法です。
そして、その名詞の属性を6つ書き出します。
「木」なら、「根」「枝」「科」「リンゴ」「幹」「高い」というようにです。
次に、その名詞ないしは属性と、自分の解決したい問題との間に、
強引になんらかの関連を見つけ出して、新しい解決策を考えるのです。
信じられないかもしれませんが、だまされたと思って、
ぜひ、試してみてください。
まったくの不発に終わる場合もありますが、かなりの割合で、
画期的なアイデアが思い浮かび、この方法の効果を感じることができるとの評判です。
これは、単語だけでなく、物や絵や歌などでもできます。
ですので、難しい課題にぶつかったときには、
博物館や美術館の中をぶらぶら歩いてみるという方法があります。
あなたの脳が館内で目にしたさまざまなものと結び付いて、
その解決策を見つけてくれるのです。

1968年、メキシコオリンピックで観客たちは、
ある若い走り高跳びの選手に目を丸くしました。
背を下にして跳んでいたからです。
それまでは、腹を下にして跳ぶ「ベリーロール」が普通で、
背を下にする選手など、一人もいませんでした。
この若者はアメリカのディック・フォスベリーといい、
「背面跳び」というまったく新しい跳び方を取り入れました。
フォスベリーは1967年には世界ランキング48位でした。
しかし1968年のオリンピックでは、
前代未聞の跳び方で2.24メートルを跳び、
金メダルを獲得して、一大センセーションを巻き起こしたのです。
フォスベリーが行ったのは発想の転換でした。
それが走り高跳びの世界に革命をもたらしました。
現在では、すべてのトップ選手が背面跳びを採用しています。
フォスベリーは、他のみんなが考えないことを考えることで、
新しい方法を編み出したのです。
どうしたら、いつもとは違う見方ができるのでしょうか?
そのためには、自分の視点ではなく、
他者(他のもの)の視点で物事を眺めてみることです。
たとえば、顧客や、製品や、サプライヤーや、子供や、宇宙人や、犬や、
コメディアンや、桜の木や、アインスタインなどの視点で観たら、どう見えるのか?
自分の視点を移動して観てみましょう。
田渕 裕哉
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