アイデアを出すコツ5.

From : 田渕裕哉(2012/02/17 10:04:53)

おはようございます。今朝も東京のホテルからお届けします。
気象庁の4日間の研修も今日が最終日です。
参加者19名と、かなり濃いお付き合いになりました。
素晴らしい方々ばかりで、とても楽しい時間を過ごしています。
ちょっとイメージしてみてください。あるカフェの光景です。
10代後半ぐらいのギャルが、どういうわけかお昼のレストランでひとり、
預金通帳とにらめっこしていたのです。
昼間のカフェ、10代の女の子、預金通帳・・・。
明らかに不思議な光景ですね。
でも、このような光景も、気づかない人は、まったく気づかないのです。
では、気づく人と気づかない人の違いは何だと思いますか?
もちろん意識の違いですが、別の言い方で言うと、
「ディテール(詳細)」を意識していたかどうかの差なのです。
通常は、ディテールを意識していないため、
パッと見たら普通の女の子が見える!で終わってしまいます。
その手に預金通帳があるかに気づくためには、
ディテールを意識しないと見えてきません。
そして、このとき重要なことは「語れるレベル」であることです。
そのディテールがどんなものだったのか、
誰かに説明できるレベルで意識しておくことが大切なのです。
もう少し詳しく説明すると、気づきには「気づいたような気がしている」と
「本当に気づいた」の2種類があります。

前者は「上っ面の気づき」です。
その2つを分けるリトマス試験紙が「語れるレベル」であるかどうかです。
普段、話をしていて「それでそれで!」と相手が聞いてきたのに
「それで、って言われても別にオチとかなくて、それだけなんだよね・・・」
と話を終えてしまうことがありますよね。
それはまだ語れるレベルに達していない、ということです。
先ほどの話で言うなら「派手なギャルがカフェにいたよね」は
気づきではないのです。
ポイントは、預金通帳を眺めていたことです。
いったい何を見ていたんだろう。
何の入金なのか、出金なのか、水道料金は払っているのかな?
そもそもあの子は働いているんだろうか?
そういえばウィッグつけてるな。
もしかして109の店員?だとしたら何階で働いているんだろう・・・。
こういうイメージが広がって初めてディテールが見えて、
面白いストーリーになってくるのです。
人はいろんなものを見ているようで、実はしっかりとは見ていません。
ただ見ているだけで、まったく「気づけていない」のです。
だからこそ、ディテールを意識する意味があります。
人が見ていなさそうなディテールをどれだけ覚えていられるかです。
あなたも、ディテールを意識しなが回りを見渡してください。
きっと、世の中が違って見え始めるはずです。
田渕 裕哉
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