信頼されるための13の行動10.

From : 田渕裕哉(2012/06/13 06:58:26)

おはようございます。今朝は小雨の千葉からです。

今日は夜に大阪で、日経新聞社主催のセミナーの講師をします。
3回シリーズの3回目です。いつも満席になる人気セミナーです。
テーマは「提案書・企画書を効果的に魅せる極意」です。楽しみです!

信頼されるための行動9.は「期待を明確にする」です。

衝突というのは大概、期待に背いた結果です。

例えば、母が娘に「友だちと出かけるなら、あなたの部屋と
バスルームの掃除をしてからよ」と言ったとしましょう。

娘が、それをしないで出かけたら母親は怒ると思います。

期待に背いたからです。

しかし、ここに落とし穴があります。

娘は「私は掃除をした!」と言いました。

つまり、掃除でも、娘の基準と母の基準には差があったのです。

つまり娘は娘で、約束は守ったと思っていました。

このようなことは実はよくあります。

「期待を明確にする」は、何をなすべきか、前もって考えを統一することです。

これは、ともすれば軽視されがちな行動の一つです。

これは「予防の行動」です。

事前に期待を明確にしておくのです。

これを面倒がって怠ると、後で信頼に関する問題が発生し、
それが企業の場合、スピードとコストに影響を与えることになるのです。

職場や家庭におけるあなた自身の経験について少し考えてみてください。

期待を十分に理解していないために、
どれだけ時間と労力が浪費されているでしょうか?
 

「これは君がすることになっていただろう」
「あれは君がすると言ったように思うけど」
「それは、いつまでに必要だったんですか?」
「これが予算オーバーって、どういうこと?そういう話、聞いてないけど」
「いや、君はできないなんて一度も言わなかったじゃないか」などなど。

プロジェクトの進め方では、リーダーの説明不足によって
二度手間を強いられるのは珍しいことではありません。

また、「低いパフォーマンス」のかなりの部分は、
何を求められているかが明確でないことに原因があります。

こうしたことは信頼にどんな影響を及ぼすでしょうか?

実は、人と人が関わり合うときは、それが明確であろうと暗示的であろうと、
また理解されようがされまいが、必ずそこに期待が存在するのです。

そして、この期待がどの程度満たされるか、
または裏切られるかが信頼に影響するのです。

「期待を明確にする」という行動の根底には、明快さ、責任、
そしてアカンタビリティ(説明責任)の原則があります。

それでは、どうすればいいでしょうか?

まず一つは、できるだけ定量化することです。

どんな結果を誰がいつまでに出すか、コストはどれほどか、
それをどうやって測定するか、達成された時点をどうやって知るか、
などを明確に数字で表すのです。これが鍵です。

田渕 裕哉

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