ビジネス名著から学ぶ教訓1.

From : 田渕裕哉(2013/02/18 04:57:06)

おはようございます。1週間の始まりですね。

今日は札幌に行きます。13:30~15:30、19:00~21:00
の2回、札幌駅北口の東横イン(ホテル)の会議室にて、
「アンチエイジング・ビジネスセミナー」を開催します。
ぜひ、お時間の合う方は、お誘い合わせのうえ、ご参加ください。
お会いできれば嬉しいです。お待ちしています。

ビジネスには無数の失敗と一握りの成功があり、
そこに何らかの法則を見つけ出そうとするのが経営学です。

クレイトン・クリステンセン著の『イノベーションのジレンマ』は
「成功と失敗の新たな法則を見い出した本」として、
欧米や日本の経営者の間で高い評価を集めました。

「見事な成功をおさめてきた企業の有能な経営陣が、ひたすら利益と成長を求めるうちに、
最高の経営手法を使って、企業を失敗に導く場合がある」

これが、クリステンセン教授が見つけた「新たな法則」です。

最高の経営者が最善の努力をして、なぜ失敗するのか。

それは技術や市場に破壊的な変化が起きるからです。

一言で言えば「顧客が現在必要としていないイノベーション(破壊的イノベーション)」です。

優秀な企業経営者は顧客の声に耳を傾けますから、
顧客が望む製品やサービスを提供しようと努力します。

しかし、破壊的イノベーションは、やがて新たな市場を生み出し、
古い市場を駆逐してしまうのです。

クリステンセンは「偉大な企業は正しく行動するがゆえに、
やがて市場のリーダーシップを奪われてしまう」と主張します。

既存のリーダー企業は、間違った意思決定をするから失敗するのでもなければ、
新しい技術の出現に気づかなかったから市場を奪われるわけでもない。

つまり「愚かだから失敗する」のではないと言うのです。

写真フィルム業界の世界的巨人であったコダックの経営破綻を、
クリステンセン理論に基づいて説明するならば、コダックは
「フィルム技術を顧客の要望に応えて改善する」という正しい行動をしたがゆえに、
デジタルカメラの波に乗り遅れたということになります。

さらにハードディスク業界、鉄鋼業界、コンピュータ業界、電話業界、
戦闘機業界、医療機器業界、印刷業界、証券取引、病院、小売業などで、
同様の破壊的イノベーションが起きています。

田渕 裕哉

※ 今週の参考文献「1日30分達人と読むビジネス名著」日本経済新聞

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