人に教えるということ1.
From : 田渕裕哉(2013/03/11 07:01:54)
おはようございます。今朝は強風の千葉からです。
今日3月11日は、東日本大震災から、ちょうど2年です。
まだまだ多くの方が避難生活をしています。苦しんでいます。
そのことを決して忘れて生活してはいけないと思います。
少しでもお役に立てるように、今週も頑張っていきましょう。
「こんなに説明しているのに、なぜ、分ってくれないんだろう?」
「人に教えるって難しいなあ!」と思ったことはありませんか?
もし、あなたがそんな悩みを持っていても落ち込まなくて大丈夫です。
なぜなら、私たちは、誰も「教えるということ」を
本格的に学んだことがないからです。
もしかしたら、あなたは「うまく教えるためには、
詳しくていねいに説明しなければならない」と思っていませんか?
しかし、それは違うのです。
こちらが働きかけて、相手が受け身のうちは、相手は学ぶことができません。
つまり「こちらが、詳しくていねいに話す」のではなく
「こちらの説明はポイントだけで、答えは相手に見つけてもらう」
という考え方が正解なのです。
教えるということは、学ぶということの対局にあるもので、うまく教えたことではなく、
相手が考えたかどうか、そして気づいたかどうか、そしてもって言うと、
相手が行動できたかどうか、自発的に動いたかどうかがすべてなのです。
実は、詳しくていねいに教えて、相手を受け身の「お客さん」にしていてはダメなのです。
相手が興味を持って自ら考えて、自ら歩こうとする「参加者」にする必要があります。
小学校教師の岩下修さんが、こんな話をしています。
岩下さんの娘さんは、小学校3年生。
その娘さんが、これから、友達のさゆりちゃんの家に1人で向かいます。
普通なら「いってらっしゃい。気をつけて」というところですが、
この言い方では注意を喚起できないと思い、岩下さんはとっさの判断で、
次のように変えました。
「さゆりちゃんの家に行くまでに、いくつの道路を渡るの?」
娘さんは、1つ、2つと数えだし、やがて「3つ」と答えたそうです。
なんと素晴らしい質問でしょうか?
なんと素晴らしい教えでしょうか?
田渕 裕哉
今週のテーマの参考文献:「プロ研修講師の教える技術」寺沢俊哉 著
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