毎日が小さな修行8.

From : 田渕裕哉(2023/03/06 07:59:14)

2023年3月6日(月)
おはようございます。今朝は雨が上がった千葉からです。

今、何か困っていることがあるなら、現在に集中するための好機ととらえよう。
障害や困難や恐れというのは、しょせん、想像の産物だ。
一瞬一瞬を新たな気持ちで生きよう!

どんなに辛く苦しいことがあっても、努力の炎だけは絶やしてはいけません。

どんな達人といわれる人でも、第一歩を踏み出したときは初心者です。

この初心の段階から一歩一歩努力鍛錬を積み重ねて、
達人といわれるまでに成長するのです。

その間には、迷い、悩み、苦しむこともあるでしょう。

逆に迷わなければ、技術も精神も、成長しません。

少しずつ努力を積み重ねていって、初めて成果が表れるのです。

人間はなぜ迷うのでしょうか。

それは、自分の思い通りにならないことを思い通りにしたいという我欲にかられ、
思い通りにならない不平や不満を人のせいや環境のせいにして、
自分を庇う生き方をするからでしょう。

そうやって自分で迷いの世界を彷徨っているだけなのかもしれません。

たとえばお坊さんは「穏やかで慈しみのある心になりますように」
ということを一つの目標に修行をはじめます。

早起きをし、滝に打たれ、食事をせず、山々を歩く。

これは自分が穏やかになるための一つの手段であって、
それが出来たからといって、何も偉くなどありません。

 

「自分はこれだけの厳しい修行をした」と行を自慢するような
修行僧は行者ではなくて、行屋ということになるでしょう。

大切なのは、自分の心をいついかなるときでもコントロールできる自分になること。

生きていれば、怒り、憎しみ、悲しみと、さまざまな感情が湧いてきますが、
どんなときでも自分の心をコントロールできる状態になることを目標として、
頭を剃って、毎日コツコツと修行を重ねるのです。

私も修行をはじめて二十五年経ちますが、たった一人で成長したわけではありません。

師匠をはじめ、今までご縁のあったすべての人たちのおかげで今の自分があります。

とりわけ師匠は、自分にとって親のようなものです。

修行の期間は、修行道場にいさせていただき、衣食住はすべて面倒を見てくれて
「その代わり立派に成長してほしい」と見守る親心を兼ね備えています。

明日に続く。

田渕 裕哉

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