毎日が小さな修行25.

From : 田渕裕哉(2023/03/23 06:45:57)

2023年3月23日(木)
おはようございます。今朝は愛媛県の花の森ホテルからお届けしています。

効果的な謝罪は、1.真実を語り 2.うまくいかなかった原因を証拠に
基づいて、あなたが明確に理解していることを示した上で、3.問題に
ついて公になっているほかの情報と噛み合う説明をしたときだけ、
信頼を回復することができます。

今の時代は、褒めて育てるという風潮があるせいか、自分の気に食わないことを
いわれると、すぐにむっとした気持ちを表情に出してしまう人が多くなりました。

人から注意されたり指摘をされたりする機会がないままに育ってきたのでしょう。

誰でも、人から欠点や過ちを指摘されるのは嫌なものです。

私も自分の足りなさを指摘されたならば、心がえぐられるくらい、
つらい気持ちになります。

でも、とくに戦前の教育を受けた人は、親や祖父母から、指摘されて嫌だなと
思っても、自分の足りなさを心底から反省するようにと教えられて育ちました。

それが社会のルールでもありました。

しかし、その後は褒めて育てるという時代が長く続いた結果、今では何か嫌な
ことがあると、反省をする前に、むっとしてしまうようになってしまいました。

その結果、叱られると反発し、争いになってしまうことが多くなり
社会がぎすぎすしてきました。

人間ですから、いろんな主義・主張はあるでしょう。

すべての人が同じ考えというものでもありません。お寺もそうです

しかし、強い我がある限り、穏やかな心にはなれません。

お寺では師匠から悪いところを叱られ続けます。

弟子から恨まれないような師匠は失格だといわれるくらい、
師匠は弟子を厳しく叱ります。

全人格をぶつけ合って、悪いところを指摘して、師匠が軌道修正を
してくださるわけです。

そうやって十年、十五年、二十年と経ち、ようやく我がとれて丸くなると、
もう師匠は何もいいません。

これは親子の間柄も同じかもしれません。

小さい頃、私は母親から「こういうことはしてはいけない」
「これはきちんとしなければいけない」と、厳しく躾けられました

なぜここまでいわれなければならないのかと思ったときもありました。

そのことを大人になってから母に聞くと、自分も親から同じように育てられた。

自分も「なんで?」と思ったときもあったけど、年をとってくると
それが正しかったとわかってきたといいました。

子をもって知る親の心といいますが、後々、あの厳しさは心から
自分を案じる愛情だったんだということが分かります。

続きは明日。

田渕 裕哉

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