From : 田渕裕哉(2010/12/06 06:32:24)
おはようございます。今朝は尼崎市からです。
今日は1日、企業研修です。
約100名が参加する大型研修です。
新人の営業マンに1日100件の飛び込み営業を命じた上司には、
どのような意図があるのでしょうか?
実は、これには深い意図があります。
当然、新人ですので、いや新人でなくても門前払いされることのほうが多く、
お客さまに挨拶することすらできません。
そもそも1日100件という数字にも無理があります。
移動の時間も含めて1件10分だとしても17時間かかります。
朝7時から始めて夜中の12時までかかってしまいます。
これは新人イジメと言われても仕方ありません。
しかし、無茶な指示で、その新人の根性を測っているわけではありません。
結果だけを見ると、もし1件も売れなかったら、
それは1件も回らなかったことと同じです。
1日100件の飛び込み営業の努力は水の泡なのでしょうか?
上司の意図は「1割バッターにスランプなし」という言葉に込められています。
つまり野球でも何でも、ベンチで応援しているだけでは何も成績は残せません。
レギュラーの選手として打席に立ち、
その打数が多ければ多いほど、当然ヒットの数が増える。
そして3割、4割を打つようになると、スランプも生まれるのです。
新人時代だからこそ、こういう無茶をさせ、
場数を踏むことの大切さを肌で感じさせるのです。
例えば、数多く訪問することで、挨拶にこぎ着けられる時と、
断わられる時の違いが理解できるようになります。
あるいは、自分が1日で回ることのできる体力、気力の限界も分かります。
田渕 裕哉
12月11日(土)10:00~16:00に東京にて、
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