考えること3.

From : 田渕裕哉(2011/02/09 07:45:04)

おはようございます。今日は神戸の企業で170名以上の研修です!

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「コミュニケーション・セミナー」を開催します!
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無意識の会話の中に、実は落とし穴があることを意識したことがありますか?

それを説明するために次の具体例を見てみましょう。

システム開発会社のある課長が部下に聞いています。

「鈴木君、中堅部品メーカーのトヨタ産業が以前、
うちにソフト開発の打診をしてきたことを聴いたけど、
君が話を聴いたそうじゃないか。どんな内容だった?
特にフォローはしていないようだけど、脈はなかったの?」

鈴木君は答えます。

「トヨタ産業ですか。たしか管理会計ソフトの導入を検討しているという話でした。
あまり儲けになりそうになかったので、特にフォローはしていません。
赤字の会社で斜陽産業だから厳しいですよ。」

 

どうですか?この会話の中に落とし穴が潜んでいるのを見つけましたか?

何かを考えるとき「何のために考えるのか?」を明確にすることが必要です。

論点が大切になります。つまり「そもそも何を考え、論じるべきか?」です。

この例では「トヨタ産業の将来を見極めること」ではなく
「トヨタ産業から来た案件の魅力度を探り、もし魅力的な場合、
当社がそれを受注する方策を探ること」が本当の目的であり、
考えるべき論点なのです。

にもかかわらず、鈴木君はトヨタ産業の苦境が際立っているため、
そこに目が行ってしまい、トヨタ産業はこれから大変だと考えてしまいました。

正しく考えるには「そもそも、今このことについて考える意味はあるのか」
「本当の目的は違うところにあるのではないか」と考える習慣をつけることが重要です。

着地点をうまくイメージすることが、目的を押さえるコツです。

田渕 裕哉

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