人を行動に促す方法6.

From : 田渕裕哉(2011/07/02 07:13:31)

おはようございます。今朝は涼しい千葉からです。
私は7月に入り今年の折り返しということで張り切っています。

私たち一人ひとりにとって「現実」とは、その人が現実と考えている、
あるいは認識しているものに過ぎないのです。

人の物の見方が、その人にとっての現実なのです。

これをよく知る必要があります。

だから自分の物の見方と違っても、相手の物の見方に働きかけたほうが、
もちろん相手を動かすことができるのです。

相手の現実を知ることが、相手を動かすスタートになります。

相手の現実は、たとえ事実とあまり関係がない場合でも、
相手を動かしてしまいます。

例えば、冷たい水が入ったバケツの中に手を入れてから、
室温の水が入ったバケツに手を入れると、
その水は実際の温度よりも温かく感じます。

野球のバッターが、バッターボックスに入る前に
重りのついたバットを振るのも、実際のバットを軽く感じさせる方法です。

これを応用するのです。

 

実際、ビジネスに応用しているところはたくさんあります。

例えば「車業界」です。

通常、何もなければ、車のCDシステムを
10万円以上出して買う人は少ないでしょう。

しかし、新車を200万円も出して買ったあとで、
CDシステムを販売すると、CDシステムの10万円は高く感じないのです。

皆さんも経験がないでしょうか?

だから夫が「お小遣い」を1万円アップして欲しいときは、
奥さんに2万円アップして欲しいと言うべきです。

奥さんは「ふざけないで!」と怒るかもしれません。

でも、そのあとの交渉で1万円アップに落ち着いたとすれば、
奥さんは「2万円が1万円になった!やった!」と喜んでいるかもしれないのです。

夫は、最初から1万円アップが希望だったことを知らないのです。

とにかく適応レベルを上げてください。

話を組み立てるときも、その順番は、きわめて重要です。

どちらの順番で話せば、相手は「得する」と感じるのかを考えなければなりません。

順番が正しいと、それが実際よりも際立って見え、より良い選択に感じられるのです。

田渕 裕哉

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