From : 田渕裕哉(2011/07/07 07:55:04)
おはようございます。昨夜は仙台でセミナーでした。
仙台・福島と行って、被災された方々のことを考えました。
私たちもできることをしなければなりません。
被災地へのボランティアツアーを企画しています。
ご興味のある方は、tabuchi@dc-group.co.jp までメールください。
内部被爆した場合の数値の計算がおかしい!と思っている人は、
どれくらいいるでしょうか?
ぜひ、このことをメルマガの読者に考えていただきたいと思います。
問題なのは、内部被爆の数値(食品から摂取するベクレル/kgの放射能)
被爆線量に換算する方法です。
放射性物質が完全な球体の中に取り込まれ、それらが均一に球体内で拡散する、
という前提で数値を計算するのです。
これは本当に、おかしな計算方法です。
人間は、もちろん球体などではありませんし、
放射性物質も均一に拡散することなどありえません。
ヨウ素であれば喉に沈殿する、セシウムは筋肉に偏在する、
といったように実際は局所攻撃をするのです。
板で押すのと針で押すほどの違いが起こります。
影響を何倍も小さく見せかけることができます。
こんな非現実的な仮定のもとで計算された数値で、
安全基準が出されているのです。
その計算で安全であるとされた量のプルトニウムを
実験動物に投与したら死んでしまった、という報告も出ています。
現在、政府は野菜・肉・魚は500ベクレル、
牛乳・水・乳製品は200ベクレルとしていますが、
この数値には、なんら科学的根拠がないのです。
人体への放射線障害に関しても、
政府は、きちんとした数値を発表していません。
現在、政府が参考にしているのは、
ICRP(国際放射線防護委員会)が発表した数値です。
しかし、ここが言いたいところですが、
もう一つ重要な資料を無視しています。
それはアメリカのジョン・ゴフマン博士(1918年~2007年)の研究です。
ゴフマン博士の研究した数値は、ICRPのものよりも、
なんと37倍も高いのです。
アメリカが今回の福島第一原発事故の直後に、
半径80キロ以内は非難すべきと発表したことがありましたが、適切な話なのです。
フランスでも、この事故で避難地域に指定してもおかしくない地域に、
いまだ7万人が住んでいるという指摘もありました。
田渕 裕哉
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