マズローをビジネスに活用する3.

From : 田渕裕哉(2011/07/13 06:46:23)

おはようございます。今朝は尼崎にいます。
今日は西宮市で1日、企業研修です。

マズローの欲求5段階説からすると、
これからのビジネスは「有形なものから無形なものへ」というように、
経済的成果よりも人間関係や精神に重点を置くべきです。

そして実際に、それらの価値を定量化・数値化して
企業価値の尺度を新たに構築しようという会社は増えてきています。

ただ単に黒字になることが成功ではなくて、
真の組織の成功とは、利益と幸福の両方の成功なのです。

経営者やリーダーは職場の作り方に大きな影響力を持っています。

しかし、ほとんどの職場では人間の能力が軽んじられているのです。

マズローの同僚であったマクレガーは
「もっと機能する職場を作りたければ、
ビジネスリーダーは職場作りのビジョンを持つべきだ!」
と述べています。

そしてマクレガーは人間の性質に関して
「X理論」と「Y理論」という2種類の対立する考えを提案しています。

 

X理論を信じるなら、人間は生来、仕事を好まず、
命令されたがるので管理しなければならないとし、
機械的で、非常に階層的な経営手法をとります。

これに対し、Y理論は、人間は仕事をしたいと望み、
一定の条件が満たされれば
自分の仕事環境を制御することを楽しむとするものです。

皆さんは、どちらの理論を支持しますか?

もちろん、私たちの多くの人はY理論への支持を
心から表明すると思われますが、実際には、ほとんどのビジネスは、
今だにX理論に従って組織されています。

トップダウンの従業員評価、タイムレコーダー、新しく雇う際の
「試用期間」なども、X理論から来た考え方ではないでしょうか?

多くのリーダーたちは、メンバーや顧客のために作ってきた環境が、
実は、個人の価値観として、自分が尊重しているものとは、
食い違っていることを認識しています。

いろいろな出来事は、過去の世代が行なってきたことを受け継いでいます。

良いものは、受け継ぎ、おかしいものは、
気付いたところから意識的に変えていくことが大切なのです。

田渕 裕哉

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