マズローをビジネスに活用する4.

From : 田渕裕哉(2011/07/14 05:39:22)

おはようございます。今朝はサッカーを見ていました。
なでしこジャパンやりましたね!決勝進出です。

Y理論の経営スタイルの究極の例があります。

ブラジルに基盤を置くリカルド・セムラーのセムコです。

セムラーの哲学は、会社経営の常識と考えられてきた
あらゆるものに疑問を投げかけています。

セムコの従業員たちは自分で給料を決め、勤務時間を設定し、
肩書きをつけないことを推奨されています。

社員の自発性を引き出すための組織づくりをすることで、
セムラーは年商ほぼ2億5,000万ドルに成長させ、
従業員3,000人以上、世界で最も革新的な経営者として
知られるようになりました。

マズローは驚かないかもしれませんが、
セムコでは離職率がほぼゼロです。

そして、この奇跡を理解するためには「取引的リーダーシップ」と
「変容的リーダーシップ」を理解しなければなりません。

簡単に言えば「生存の欲求」からアプローチするか、
「自己実現の欲求」からアプローチするか、なのです。

 

マズローの同僚のマクレガーは説明しています。

「多くのリーダーと部下の関係は取引的であり、
リーダーは部下に働きかけて別のものに交換する。

他方、変容的リーダーシップは、より複雑で効果が高い。

変容的リーダーは可能性がある部下の既存の欲求や要求に加えて、
部下の潜在的なモチベーションを探し、より高度な欲求を見つけ、
部下に深く関わる。

変容的リーダーシップの結果として、相互に刺激しあう関係が生まれ、
部下はリーダーになれるようになり、
リーダーはモラル・エージェントになるだろう。」

マズローの欲求5段階説のピラミッドの底辺(生存の欲求)から率いるのが、
取引的リーダーで、
変容的リーダーはピラミッドの頂点(自己実現の欲求)から率いるのです。

生理的欲求と安全の欲求は「生存」であり、社会的欲求と承認の欲求は「成功」。

そして、自己実現の欲求を「変容」と呼んで、
3層からなるピラミッドをイメージし、活用することができます。

「有形」にフォーカスするのではなく「無形」にフォーカスするのです。

田渕 裕哉

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