From : 田渕裕哉(2011/07/17 06:57:56)
おはようございます。今朝も暑い千葉からです。
今日は長男と一緒に木更津の教会に行きます。楽しみです!
道ばたで働いていた3人の石工の寓話があります。
何をしているのかと尋ねられると、1人目はこう答えました。
「生活費のためだよ」。
2人目は「国一番の石切りの仕事をしているんだ」と答えました。
そして3人目の答えはこうでした。「聖堂を建てているところさ」。
この3通りの答えはマズローの欲求5段階説のピラミッドを表しています。
1人目の生存や安全の欲求を求めている人は、
喜びや充実感よりも経済的なリターンを重視します。
そうした人は9時から5時までの仕事以外に楽しみを見い出そうとします。
次に2人目の社会的欲求・承認の欲求を満たそうとするキャリア志向の人は、
能力開発や昇進を重視します。
そうした人も仕事にそれなりの満足感を覚えるかもしれませんが、
たいてい外部からの評価(称賛)を喜びます。
3人目の天職志向の人は、金銭や昇進が得られなくても、
仕事そのものに充実感を見い出します。
マズローは、この天職志向タイプの人に次のように言っています。
「人は自分の運命や宿命に応じなければならない。
さもなければ、大きな代価を支払うことになる。
人はそれに従わなければならない。屈服しなければならない。
選ばれし者になることを自分自身に許さなければならない。」
最後にマズローの欲求5段階説を
HAVE(もつ)・DO(する)・BE(ある)で表現してみましょう。
一番下の生存・安全の欲求は、物質的なものを欲するという気持ちです。
そして物質的な欲求が満たされると、
自分のアイデンティティのシンボルとして行動欲求が起こってきます。
これが社会的欲求・承認の欲求を満たすということです。
やがて「する」欲求が通用しなくなると、
今度はピラミッドの一番上の「ある」ことを求めるようになります。
「ある」ことは、純粋で基本的、かつパワフルで魅力的な感覚です。
この「ある」状態に伴って強力な存在感が生じます。
自分がいかにしてこの世に誕生したかに気付き、
自分の存在が周囲に大きな影響を与えることになります。
明日からは「売上を伸ばす代理店構築の理論」というテーマでお届けします。
お楽しみに!
田渕 裕哉
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