逸話から学ぶ教訓3.

From : 田渕裕哉(2011/09/14 07:14:14)

おはようございます。今朝も大宮からです。

9月は、いろいろと記念日があります。
お袋の命日。結婚記念日。2人の息子の誕生日。など。
記念日は、大切にしたいものです。

ある賢いユダヤ人が息子を家から遠く離れた優れた学校に入れました。

息子が学校で勉強している間に、父親は病気になり、
とても息子には会えないと思って遺書を書きました。

彼は全財産を一人の奴隷に譲ること、但し、
その中から一つだけ息子が望むものを息子にやるようにという内容でした。

父親は死に、奴隷は自分の幸運を喜んで、遠い学校に飛んでいき、
息子に父親が死んだことを告げて、遺書を見せました。

息子は非常に驚き悲しみました。

喪があけると、息子はじっくりと、どうしたらよいか考えました。

彼はラビの家に行って、状況を説明し
「どうして親父は、私に財産を残さなかったのだろう。
私は親父を怒らせるようなことは何一つしたことはなかったのに」
と不平を述べました。

ラビは「とんでもない、あなたのお父さんは大変賢く、
またあなたを心から愛していた。

この遺書を見れば、それがよく分かるじゃないか」と言いました。

 

息子は「奴隷に全財産をやって、息子に何も残さないなんて、
愛情のかけらもないし、愚かな行為としか思えない」と憎々しげに言いました。

ラビは「あなたもお父さんと同じくらいに賢く、自分の頭を使いなさい。
お父さんが何を望んでいたかを考えたら、
あなたに立派な遺産を遺したことが分かるでしょう」と言いました。

さて、あなたなら、この遺書から何をとるでしょうか?・・・

ラビは息子に向かって次のように話しました。

「父親は、まず自分が死んだとき息子がいないので、
奴隷が財産を持ち逃げしたり、財産を使い込んだり、
自分の死んだことすら息子に伝えないかもしれないと考え、
全財産を奴隷に与えた。
財産を全部やれば、奴隷は喜んで、急いで息子に会いに行って、
財産も大切にとっておくだろう、そう思ったのだ」

息子は「それが私に何の役に立つのですか?」と言いました。

ラビは「若い者は知恵がないな。

奴隷の財産は全部主人に属しているのを知らないのか。

おまえのお父さんは一つだけおまえに与えると言っているじゃないか。

おまえは奴隷を選べばいいんだ。」

今日の教訓。年をとったの人の知恵は素晴らしい!

田渕 裕哉

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