思考の達人になる方法2.

From : 田渕裕哉(2011/11/08 07:17:57)

おはようございます。今朝は横浜のホテルからです。
横浜は非常に雰囲気のある街ですね。
今日も一日、特別なセミナーを受けています。
すごく面白い内容で感動しています。
私たちが、おそらく無意識でしている思考は「集中的思考」
と呼ばれる思考法だと思います。
なんらかの提案がなされると、私たちは反射的にそれについて検討し、
重要度を分析しようとします。
私たちにとって、ある一つのことに着目して、さまざまな角度から
それに検討を加えるというのは容易であり自然なことです。
そこでは自分の思い込みや考え方は省みられません。
人間には困った性癖があります。
それは自分の考えに都合のいい証拠ばかりを見たり、
集めたりするという性癖です。
私たちは先入観を持っていて、
その正しさを裏付けてくれる証拠を探そうとします。
この「集中的思考」は非常に狭い思考なのです。
それに対して「拡散的思考」は、中心的なテーマから離れ、
さまざまな方向へ思考が広がります。
集中的思考に比べ、思考の範囲が広いのです。
拡散的思考をするときには、一見、もとの課題や考えとは関係のないような、
ありとあらゆるアイデアを思いつけます。

考える範囲を限定せず、想像力をめいっぱい働かせて、
突飛なことや無根拠なことも含め、さまざまな可能性を考えます。
厳密に的を絞って、選択肢を狭め、あらかじめ決めていた解決策に
たどりつこうとする集中的思考とは、正反対の思考法です。
アインシュタインは、かつて「想像力は知識より大切だ」と語りましたが、
拡散的思考は、想像力をふんだんに使って、あらゆる新しい可能性を探るのです。
ブレインストーミングという手法があります。
これは、まず拡散的思考によって、できるだけたくさんの案を出し合います。
そのなかには、バカげた案や、非現実的な案も多く含まれますが、
それには意味があります。
そういう案が刺激となって、いろいろな有用な案が引き出されるからです。
案が十分に出そろったら、次は、集中的思考を働かせて、
それらの案の評価を行い、一番良い案を選ぶのです。
ものには、いろいろな見方があり、それらはどれも不完全であることを、
思考の達人は知っています。
誰にでもその人なりのものの見方がありますが、
それは数多くある見方のうちの一つにすぎないことは、常に忘れてはいけません。
たとえ、それがどんなに優れたものでも、完全ではないので、
新しいアイデアによって、たえず更新される必要があるのです。
田渕 裕哉
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