思考の達人になる方法3.

From : 田渕裕哉(2011/11/09 07:17:36)

おはようございます。今朝も新横浜のホテルからです。
土曜日の観月さんのセミナーの件で打ち合わせをしました。
本当に素晴らしい内容で感動しています。スゴいです!
キャンセルも出て、まだ数席ありますので、ぜひ、以下の詳細を見てください。
名古屋と大阪の申し込みも受付しています。PCでも携帯でもOKです。
コチラ ⇒ http://www.tbhca.jp/mizuki/
あなたは黒い白鳥がいると思いますか?
あるいは、黒の白鳥がいることを証明できますか?
では、これは如何でしょうか?
黒の白鳥がいないことを証明できますか?
○○がいない!ということを証明することは難しいです。
なぜなら、今の段階でいないかもしれませんが、
明日、見つかるかもしれないからです。
誰も見つからないと言い切ることはできません。
何が言いたいかというと、私たちが無意識でする「集中的思考」は、
自分の持っている知識を使って、一つの考えを検証し、
それがどういう考え方に一致するかを明らかにしようとします。
残念ながら、既存の知識や理論に反した考えに対しては、
自然と拒絶反応を示してしまうというのが、人間の性質です。
いったん仮説を抱くと、その正しさを示す証拠を探そうとし、
その反証からは目を背けようとする傾向が人間にはあります。
最初の質問の黒い白鳥がいると思いますか?
ですが、実は、オーストラリアに黒い白鳥は存在します。

ここで注目したいのは、証拠となる例がいくらたくさんあっても、
ルールの正しさは証明できませんが、反証となるたった一つの例によって、
ルールの間違いは証明できるということです。
仕事で、社会生活で、人生のさまざまな局面で、
私たちは仮説を立てて、状況を理解しようとします。
どんなときも、もっともらしい説明を考えだそうとせずにはいられません。
そして、いったん何らかの納得できる説明が得られると、
執拗にそれにこだわります。
その正しさを示す証拠を見つけようとし、
その反対の証拠からは目をそらそうとします。
思考の達人は、仮説とは本当に仮説であり、
ほかのもっと優れた仮説によって誤りを指摘されれば、
その仮説は役に立たないことをよく知っています。
思考の達人は「集中的思考」だけではなく「拡散的思考」を常に使用し、
いろいろな可能性を探り、異なる角度から問題にアプローチし、
水平的に(つまり側面から)問題に取り組む姿勢を持っています。
集中的思考は、確かに役に立つツールですが、
それが道具箱の中の唯一のツールになってしまってはいけません。
そこに想像力や拡散的思考というツールも加えて使用すれば、
もっと創造性を引き出せ、思考力を何倍にも、いや何十倍にも高められるのです。
田渕 裕哉
あなたの大切な人に、
このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。
毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。
また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。
ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント