思考の達人になる方法4.

From : 田渕裕哉(2011/11/10 07:52:18)

おはようございます。今朝は寒い軽井沢からです。
仕事で来ています。寒いけど空気は、さすがにおいしいです。
冬に向かう軽井沢を満喫したいと思います。
人生のどんな局面においても、どんな問題に取り組むときも、
必ず、そこには、なんらかの思い込みがあって、
そのせいで解決策の幅は狭められています。
思考の達人は、常に思い込みに気を付け、それと向き合おうとします。
大型の魚ノーザンパイクの話があります。
ガラスの板で二つに仕切られた水槽にノーザンパイクが放されました。
仕切りの反対側には、小さな魚がたくさん泳いでいます。
ノーザンパイクは仕切りの向こう側の小さな魚を何度も食べようとしたが、
その度にガラスの板にぶつかります。
その後、ガラスの板は取り外されましたが、ノーザンパイクは、
もはや小さな魚を襲おうとはしませんでした。
小さな魚を食べようとしても無駄であり、
痛い思いをするだけだということを学んだからでした。
私たちは、しばしばこの「ノーザンパイク症」を発症します。
過去の経験のせいで、似ているが異なった状況に対して、
誤った思い込みを抱いてしまうという症状です。

どうしたら、この思い込みをしないで考えられるのでしょうか?
とても単純です。
いったん自分の考えを脇にやって「もし~だったら、どうなるか?」
を考えてみればいいのです。
もし自分の想定していることが全部、間違いだったら、どうなるか?
もし自分が正しいと思っていることが正しくなかったら、どうなるのか?
もし自分の考えとは反対のことが正しかったら、どうなるのか?
思考の達人は確信をよしとしません。
あいまいさや、複数の解釈や、確信のなさをよしとするのです。
ヘンリー・フォードは、自動車は手工業で生産される
富裕層向けの高価な乗り物だという業界の思い込みに挑みました。
アニータ・ロディックは、化粧品は高価な瓶に入れられるものだ
という思い込みに挑みました。
ロディックの創業した小売りチェーン、ボディショップでは、
化粧品はプラスチックの容器で売られています。
イケヤは業界の思い込みを打破して、顧客に倉庫で家具を選ばせました。
アップルは、パソコンは実用的な商品であり、
美的な商品ではないという思い込みに挑みました。
思い込みは、くつがえされるためにあると考え、
それを打ち破ることに喜びを感じるのが思考の達人です。
古い業界の常識は、思考の達人によって、打破されていくのです。
田渕 裕哉
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