サンデル教授の対話術1.

From : 田渕裕哉(2011/12/12 05:27:33)

おはようございます。今朝も大阪からです。
今日は、朝早くから高知に行きます。
夜は、高松で特別なコンサートに行きます。楽しみです!
昨年からマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」
というテレビ番組が話題になっています。
大勢の生徒たちを議論に巻き込んで白熱した授業を行なう
サンデル教授の対話術には学ぶ点がたくさんあります。
今週は、その驚くべき対話術を紹介し、
あなたのコミニュケーション・スキルを高めたいと思います。
サンデル教授の信条は、次の一言に要約されます。
「最高の教育とは、自分自身でいかに考えるかを学ぶことである」
これは素晴らしい信条です。
正しい論理は、個人一人で考えて明らかになるのではなく、
人との語らいによって明らかになるのです。
だから、多くの人との問答を重ね、考えに考えることによって
真理に至るわけです。
相手に知恵を生み出させることから、
サンデル教授の対話術は「ソクラテスの助産術」とも呼ばれています。
単に教師が「古い知識」を生徒に与えるのではなく、
道筋だけを示し、共に議論することによって「新たな知恵」を獲得するのです。
見事な対話術です。

そして、この技術は、学校での授業に活かせるだけでなく、
会社での上司と部下、家庭での親と子など、
さまざまな場面での人間関係に応用することが可能です。
また、ビジネスにおけるプレゼンテーションや交渉などでも、
上手に議論をして、双方にメリットのある
WIN/WINの関係を築くことができます。
対話をしながら、相手にこちらの最大の「見方」「理解者」に
なってもらうことができるのです。
では、具体的な対話術を学ぶために、サンデル教授の授業を受けてみましょう。
2010年に放映された「ハーバード白熱教室」の第一回目のテーマは
「殺人に正義はあるか?」でした。
学生の興味を喚起するネーミングです。
そして冒頭でいきなりサンデル教授は、こんなエピソードを語り出しました。
「君は、路面電車の運転手で、時速100キロの猛スピードで走っています。
君は、行く手に5人の労働者がいることに気付いて電車を止めようとしますが、
ブレーキが利きません。君は絶望します」
話の主人公は、どこかのい運転手ではありません。
「君」、つまり講義を受けている一人ひとりの生徒が主人公なのです。
ブレーキが利かないので、このまま進めば5人をはねてしまいます。
時速は100キロですから、即死となる可能性がきわめて高いのです。
しかし、そのとき・・・。明日に続く。
田渕 裕哉
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