人を気持ちよく動かす方法2.

From : 田渕裕哉(2011/12/20 05:18:58)

おはようございます。今朝は久しぶりの自宅千葉からです。
日曜日に友人が癌で天に召されました。まだ若いです。
今日は教会でお葬式があり参加します。
グラッサー博士の選択理論に基づく7つの習慣を取り上げましたが、
7つの習慣と言えば、日本を代表するトヨタ自動車にも同様のものがあります。
人材育成と問題解決の視点に立って、上司はどのような態度で
部下に接すればよいかをまとめた「トヨタの7つの習慣」です。
1.相手の話をよく聴く 
2.何が問題かを考える 
3.激励する、提案する 
4.どうしたら勝てるかを考える 
5.互いに相談する 
6.現場主義、現実主義で 
7.まずはやってみる 
ここで上司に求められるスキルは、傾聴する、質問する、
期待する、励ます、伝える、確認する、提案する、などです。
こうしてみると、どれも当たり前のことばかりで、ユニークなものはありません。
つまり、当たり前と思われることを軽視せず、熱意を持って取り組み、
習慣になるまで徹底することが一番大切だということが分かります。
「ビジョナリー・カンパニー」の著者ジェームズ・コリンズは、
飛躍的な成長を継続的に維持している優良企業に共通する要因を分析しています。

その要因の一つとして、コリンズは「質問する力」を挙げました。
「偉大な企業は、答えだけでなく、質問によって指導している。
飛躍を導いた指導者はみな、この方法を使っている。
さらに、質問をするのは、一つの理由、たった一つの理由からである。
理解するためなのだ。
相手を誘導するために質問することはないし、
誰かを非難したり黙らせるために質問することはない」
つまり、質問する力を磨きましょう。
相手をきちんと理解してこそ、提案力も高まるのです。
さて、ついでながらトヨタには、10ヶ条からなる
「課長の行動基準」が定められていて、その中に次のような文章があります。
・部下があなたに挑戦して、あなたの作った業務プロセスを
改善するような風土を作ってください。
これは、「自分を凌駕する部下を育てよ」と語った
豊田英二・元社長の精神から生まれた哲学と言えます。
・一人の部下に対して真剣に立ち向かいなさい。
これは、一人を大切にするという「クルマづくりの前に人づくり」
を旗印に掲げた張富士夫・元社長の精神から生まれた哲学です。
このように、人の育成に対する明確な指針・哲学があってこそ、
上司と部下との真剣なコミュニケーションが生まれ、
活性化した組織が築かれるわけです。素晴らしいですね。
田渕 裕哉
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