マインドセットの効果3.

From : 田渕裕哉(2012/03/07 07:31:47)

おはようございます。今朝は東京のホテルからお届けします。

昨日は51歳の誕生日でした。
たくさんの方々からお祝いのメールをいただきました。
この場を借りて、心からお礼します。
もちろんですが家族からお祝いしてもらい幸せでした。

仕事に対するマインドセットは、業績に影響するだけでなく、
その人の「能力そのもの」を変えます。

つまり、自分の能力を信じれば信じるほど、成功するということです。

自分の人生はよい方向に行くと信じるだけで、
モチベーションも仕事の成果も上がるということも実証されています。

つまり、成功というのは「自己達成的な予言」だということです。

112人の新人会計士を対象に行なった研究では、
自分で決めた目標が達成できると信じていた人は、
10ヶ月後に上司から最も高い評価を得ました。

自己能力に対する信念の度合いが、実際に測定された能力レベルや、
これまでどんな研修を受けてきたかよりも正確に、
仕事の成果を予測したというのは驚くべきことです。

さらに重要なことは、自分の能力を信じるかどうかが、
あらかじめ備わった特性ではないということです。

心の状態が流動的なのと同じように、自信もまた変化します。

こんな研究もあります。

アジア人女性を集め、二度、
別々の日に似たような数学のテストを受けてもらいました。
 

1回目はテストの前に、女性は男性に比べて
数字が苦手であるという事実を考えさせました。

2回目のテストの前には、アジア人は他の人種と比べて
数学の能力が高いとされていると話しました。

その結果、2回目のテストの成績は
最初のテストと比べてはるかに高いものでした。

彼女たちの数学のIQは1回目と2回目で変わっていませんし、
問題の難易度も同じです。

しかし2回目のテストでは、彼女たちは自分の能力に前よりも自信を持ちました。

それだけで成績に大きな差が出たのです。

2008年の大統領選挙の直後、実験ではなく
現実の状況でこのことが実証されました。

内在化した人種のステレオタイプが、
黒人と白人の生徒の成績のギャップを作り出しているということは、
これまでの何十年もの研究の結果から分かっていました。

テスト用紙に人種を書かせると、
黒人の生徒の成績が落ちるという研究結果も報告されています。

この歴史的選挙の前、ある研究チームが、
一人のアフリカ系アメリカ人が国のトップに上り詰めるという事実が、
黒人の成績に変化をもたらすと考えました。

実際、400人のアメリカ人を対象にテストすると、
選挙後には、黒人生徒の成績は白人生徒に比べ、飛躍的に向上しました。

そして差が完全になくなったとのことです。

自分対する自信がどれほどその人の能力に影響するかが明白になってきています。

田渕 裕哉

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