マインドセットの効果４．

From　：　田渕裕哉（2012/03/08 06:28:19）

おはようございます。今朝は、どんよりとした神戸からお届けします。

今日は神戸市役所で１日研修で講師をさせていただきます。
９：００～１８：００と長い研修ですが、どんな研修になるか？楽しみです！

今日、あなたは、どんなアイデンティティを持っていますか？

もし自己不信に陥っているならば、今日の仕事でよい結果を出すことは望めません。

ですので、難しい仕事や困難に立ち向かうときには、
失敗する理由ではなく、成功する理由を総動員して、
それらに注目し、自分の状態をよいものにしなければなりません。

アンソニー・ロビンズは、これを「ピーク・ステイト」と呼んでいます。

訳すと「最高の状態」です。

足りない能力のことではなく、自分が持っている重要な能力のことを考えるのです。

また、過去に同じような状況を切り抜けてきたことを考えるのです。

困難な仕事をするときには、自分の具体的な強みに注目することが
最高の結果につながるということは、何年にもわたる研究によって証明されています。

そして、この方法は、どんな状況にも使うことができます。

例えば、感謝祭のディナーの準備を任されたとしましょう。

料理がうまくいかなかったらどうしようと不安なら、
自分は時間管理が得意だというところに注目します。

自分は時間管理が得意で、指示に従うのも上手だから、
レシピ通りにきちんとできるはずだと考えます。

あるいは、大きなプレゼンテーションをすることになったとしましょう。

人前でしゃべるのは苦手ということなら、どれほど周到に準備をしたとか、
資料に関する調査は完璧だとかというところに、意識を集中するのです。

自分の弱点を見て見ぬふりをするとか、空っぽの自己肯定をするとか、
能力以上の仕事を引き受けるというようなことを言っているのではありません。

十分な努力をした上で、自分が本当に得意なことに注意を集中するということなのです。

誰もが何かしら得意なことがあるものです。人にアドバイスをすることが上手とか、
小さな子どもの相手がうまいとか、ケーキを焼かせたら天下一品とかです。

どんなことでも、自分の得意な分野のスキルを使うときに、あなたの幸福感が湧き出ます。

５７７名の実験協力者を集めて、それぞれの固有の強みのうちから一つを選び、
それを一週間毎日いろいろな方法で使うように指示しました。

一週間後、彼らは、それをしなかったグループよりも幸福度がはるかに高く、
抑うつも少なかったのです。

自分固有の強みを日々の生活の中で使えば、幸福度が上がることが実証されたのです。

そして、幸福度が上がれば上がるほど、何をしても、うまくいくことも実証されています。

田渕　裕哉

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