再起力2.

From : 田渕裕哉(2012/04/03 17:13:44)

おはようございます。今朝は東京のホテルからお届けします。

今週は、今日から金曜日まで、毎日、朝から晩まで研修です。
今日は、都内の企業の新入社員研修で、マナーについてやります。
前回、入社前に、内定者研修をしたメンバーです。

今朝もシステムの問題が発生し、全文読めます。

心理学の研究で面白いものがあります。

戦争に向かう兵士たちが、どのような状態で戻ってくるか?
を研究するものです。

これも3つのタイプに分かれています。

「正常な状態」で戻ってくるか、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」
を伴って帰るか、そして「心的外傷後の成長」という状態になるか、です。

「親しい人との死別、骨髄移植手術、乳がん、慢性病、心臓発作、戦闘、
自然災害、暴漢の衝撃、難民」これらは私たちに起こりうる最悪の事柄を、
無作為に選んで作ったリストのように見えます。

基本的には、その通りです。

しかし、これは、たくさんの人々がポジティブな成長を遂げた、
そのきっかけとなった出来事をリストにしたものなのです。

心理学者は、こういう経験を「逆境下成長」とか「心的外傷後の成長」と呼び、
よく使われる「心的外傷後ストレス障害」と区別しています。

心理学者のリチャード・テデスキらは、過去20年にわたり「心的外傷後の成長」
の実験的研究を使命として取り組んできた心理学者のグループです。

この考え方は昔からあるとテデスキも認めています。
 

「困難につぶされなければ、より強くなる」という金言があるからです。

しかしながら、この「非常に困難なことに取り組むことによって、
別のよいことがそこから生じうる」という現象について、
体系的な理論化の試みや実験的研究が集中的に行われてきたのは、
テデスキによれば、ここ25年ほどだそうです。

今では、この研究のおかげで「重大な苦しみやトラウマは、
さまざまな面において、非常にポジティブな変化をもたらす」ということを、
格言としてではなく、確信を持って言えるようになっています。

多くの悲劇や困難の後、その人たちにはポジティブな成長が見られます。

精神性が向上し、他者への共感が増し、心がオープンになり、
最終的には人生全体に対する満足度さえも増したと言います。

また、性格的強さと自信が増して、周囲の人々に対する感謝と親密度も
増大したという報告もあります。

もちろん、すべての人にこのような現象が起きるとは限りません。

その差は考え方の差です。

起きたことをポジティブに再解釈し、楽観性を失わず、現実を受け入れ、
問題を避けずに、真正面から見つめる人です。

成長する人とは、何が起こったかによって自分を定義せず、
その経験から何を見つけるかを定義する人です。

逆境からただ「立ち直る」だけでなく、さらに上に伸びるのです。

田渕 裕哉

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