再起力4.

From : 田渕裕哉(2012/04/05 05:25:20)

おはようございます。今朝もいい天気の姫路からお届けします。

昨日から3日間の研修に入っています。個性豊かな8名の新入社員です。
新入社員の若い人たちの研修は楽しいです!

このあと、先日、開催した「ビジネスオーナー入門セミナー」の音声教材の
販売のお知らせをお送りします。自信の内容ですので、ぜひご検討ください。

挫折から立ち上がって成功に向かう道は、
いつもすぐに見つかるわけではありません。

人は危機のただ中にあるとき、悲惨な現状に意識がとらわれて、
他にも道があることを思いつきません。

それだけではなく、何とも言えない「無力感」に襲われます。

やる気が起きないのです。

あなたもそのような経験がないですか?

今回の東北大震災でも、実は、多くの人が、この「無力感」に襲われています。

この理由を「犬」の実験から考えてみたいと思います。

犬にベルの音を聞かせ、次に軽い電気ショックを与えて、
最終的に犬がベルだけで反応するようになるかどうかを調べました。

この条件付けが完成した後、犬たちを一匹ずつ「シャトルボックス」という
2つの部屋が低い壁で仕切られている大きな箱に入れます。

犬は1つの部屋では電気ショックを与えられるが、
もう1つの部屋にいれば安全です。

そして仕切り壁は容易に飛び越えることができました。

研究者たちは、犬たちはベルの音を聞いたとたんに、ショックが来ることを予測し、
仕切りを飛び越えて安全な部屋に逃げ込むと予測していました。

ところが、
 

ところが実際には、そうなりませんでした。

研究者たちは「あの犬たちときたら、ベルが鳴っても動こうとしない。
あいつら、なんか変だよ」と愚痴をこぼしました。

犬たちがその仕切りを飛び越えられることは、
実験が始まる前にちゃんと確認されていたからです。

しかし今、犬たちは危険な部屋の中に横たわったまま、じっとしているのです。

研究者たちは実験が十敗だと考えました。

マーティン・セリグマン博士だけは「思いがけない発見」の価値を見抜いていました。

彼らは意図せず、犬たちに「無力感」を教え込んだのです。

犬たちは、最初の条件付けによって、ベルが鳴ったら必ずショックが来る、
何をしても避けられないということを学習しました。

だから新しい状況においても、苦痛を避ける方法はないと信じ込んで、
もう1つの部屋に逃げ込むという選択肢を試しません。

まるで人間たちが、大きなショックを受けると
「どうせダメなのに、やったってしょうがない」と思い込んで
「無力感」に襲われると同じ現象です。

私たち人間は、挫折や大きなショックに出会うと、希望を失ってしまい、
ただあきらめるという道を選んでしまうことがあります。

その仕切りを飛び越えられることは間違いないのにです。

「シャトルボックス」の中でおびえる犬たちと同じです。

田渕 裕哉

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