From : 田渕裕哉(2012/04/13 06:14:39)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。
今朝、散歩していると庭の桃の花が濃いピンク色でキレイでした。
近くにあると見逃してしまうことがありますね。
今日は1日、財務省の新人研修です。毎年しています。
世の中の人は失敗の話が大好きです。
野球の話でも政権の話でも雑誌の話でも、そこにはたくさんの失敗例ばかりです。
失敗を指摘し追求し大喜びで失敗を批判します。
自ら新しいことを始めるより、誰かの失敗を指摘するほうが簡単だからです。
そんな風潮の中、人は失敗を恐れ、自ら事をなす気概を失ってしまいがちになります。
しかし「失敗するのがイヤだ」と思うことが、
どんなに意味のないことなのか考えてみましょう。
例えばアメリカの例ですが、オプラ・ウィンフリー(テレビ番組司会者)は
毎日新しいことに挑戦しているので、失敗のリストは膨大な数にのぼります。
しかし、誰も彼の失敗のことは気にしません。
人々は、オプラの成功した側面のみに注目しているからです。
メフィット・オズ(医師・心臓手術の権威)は
患者を死亡させてしまったこともあります。
マーク・キューバン(実業家・NBAダラスマーベリックスのオーナー)は、
いくつもの事業で失敗したこともあります。
たくさんの新しいことを始めれば、当然失敗のリストも増えます。
だからといって失敗を避けることばかりに気をとられていたら、
新しいことは何一つ始めることができなくなります。
あなたがたくさんの新しい物事を始めると、周囲の人は、
そのプロジェクトの将来性は?とか、いつまで続けるか?
などを頼みもしないのに心配してくれます。
外野はいつもそうです。人を批判するのは楽しいことなのです。
世の中になかったまったく新しいプロジェクトをどんどん推し進め、
社会にとって有益な事業を、どんどん開拓していくべきなのです。
あなたは「トカゲ腦」という言葉を聴いたことがありますか?
人が何かを恐れたり、何かを避けたいと思うための脳の機能の一部分を、
スティーブン・プレスフィールド(作家)は、「トカゲ腦」と表現しました。
彼はそれを「否定性」とも言いました。
今この瞬間も、この「否定性」は、あなたに妥協しろ、
トラブルメーカーになるな、性急に事を進めるな、とささやき続けています。
この、物事を否定する姿勢が、
将来の飛躍への大きな機会や成功への道をつぶしてしまうのです。
さあ、正体が分かったら、やることは簡単です。
「トカゲ腦」を無視することです。
ジグ・ジグラー(講演家)は「一日を始める前に予定を立てろ!」と言いました。
立てた予定は必ず守り、妥協をゆるさず行動しましょう。
もし一度でも妥協すると「トカゲ腦」が学習してしまいます。
田渕 裕哉
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