From : 田渕裕哉(2012/04/16 06:22:23)
おはようございます。今朝はいい天気の大阪からです。
昨日は高校の馬術部の同窓会でした。
非常に面白かったです。皆さん、立派になられていました。
人の人生というのは、ほとんど同じようなものだと感じました。
今週も新たなスタートです。良い1週間になりますように!
ゾロ・サークルというテーマを見て、何のことかが分かった方はスゴいと思います。
アメリカの南西部がスペインに支配されていた時代に、
ゾロという名の仮面をつけた英雄が出没して、
弱い者のために闘っていたという伝説があります。
アメリカでは、このゾロという人は、毅然とした態度で、礼節をわきまえ、
怖れを知らないということで、永遠のヒーローであり、
多くの本やテレビ番組や映画に登場しています。
しかも通常のヒーローの資質に加えて、彼は気の利いたジョークも言うし、
女性の扱い方も巧みで、一人の男性には多すぎるほどの魅力を備えています。
しかし、ゾロのストーリーには、あまり知られていない部分があります。
伝説によれば、ゾロは最初から、シャンデリアにぶら下がって飛び移ったり、
剣の一振りで10人の相手をなぎ倒したりする勇敢な剣士だったわけではありません。
映画「マスク・オブ・ゾロ」の初めの部分を見ると分りますが、
若いころのゾロは、性急で忍耐や規律という面でも未熟な男でした。
ダメ人間だったのです。
しかし、ともかく悪い奴らをやっつけて、世の不正を正すのだ!
と無鉄砲な情熱は燃やしていました。
身の程知らずに高く飛べば、落差も大きいのです。
ゾロは挫折してやけっぱちになり、無力感から酒びたりの日々を送ります。
そんな彼の前に現れるのが、師匠となる老剣士のドン・ディエゴです。
ドン・ディエゴは、この若者の持つ可能性を見い出し、自分のもとへと迎え入れました。
そして、ゾロに熟達と勝利は「努力と時間」によってのみ
もたらされるのだと言い聞かせます。
ドン・ディエゴの隠れ家である山奥の岩穴で、ゾロの訓練が始まりました。
まず老師は、土の上に小さな丸い輪を描き、ゾロは何時間もこの輪の中で闘わされました。
ドン・ディエゴは「この円がお前の世界だ。生活のすべてだ。
わしが次の指示をするまで、この円の外には何もないと思え」と言いました。
ゾロが小さな円の中で自在に動けるようになると、ドン・ディエゴは彼に、
徐々により難しい技を試させるようになりました。
彼はそれを一つずつ達成していきました。
やがて、師を剣で打ち負かすように成長しました。
しかし、これらの熟達した技はどれも、
最初に小さな円を習得することを学ばなければ習得できなかったのです。
彼は最初の小さな円をマスターして初めて、伝説のゾロになる道を歩き始めたのです。
これを「ゾロ・サークル」と呼びます。
田渕 裕哉
※ 今回のテーマの参考文献:幸福優位7つの法則 シェーン・エイカー著 徳間書店
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