悪い習慣から良い習慣に変える方法5.

From : 田渕裕哉(2012/05/18 05:22:10)

おはようございます。今朝は雨が降りそうな千葉からです。

今日は1日、財務省で新人のフォロー研修があります。
4月に1度開催していて、5月にフォロー研修するところは多いです。
新人は1ヶ月の間に、かなり成長しています。楽しみです。

人は「最も抵抗の少ない道」に流され、一連の悪循環に陥ります。

例えば意志の力でギターの練習を21日間しようと決めても
4日で挫折した例も「最も抵抗の少ない道」に流されたため、
計画が頓挫してしまったと考えることができます。

ギターはクロゼットの中にしまってありました。

いつも座る場所から目に入らないし、手も届きません。

もちろん狭いアパートなので、別に遠いところにあるわけではありません。

しかし、クロゼットまで歩いて行ってギターを取り出すのにかかる
「20秒間の特別な努力」が、大きな抑止力になっていたのです。

彼は、このバリアを意志の力で乗り越えようとしました。

しかし、たった4日後、意志の力は使い果たされてしまいました。

習慣を根づかせるのに必要な期間、意志の力が持たないのであれば、その行動を
起こすための「活性化エネルギー」の量を減らすことはできないのでしょうか?

彼は、もう一度、実験をしました。

クロゼットから再びギターを取り出し、ギタースタンドを買って来ました。

今度はギターをリビングの真ん中に置きました。

以前はギターを手にするのに20秒かかりましたが、
今は瞬間的に手に取ることができます。

これ以外には、前のときと何一つ変えていません。

そして3週間後、21個のチェックが付きました。

ここで前回の失敗から変化させたことは、「望ましい」行動を、
「最も抵抗の少ない道」にしたことです。

ギターの練習を避けるよりも、ギターを取り上げて練習する方が、
エネルギーも努力も少なかったのです。

これを「20秒ルール」と呼びます。

変化のための障壁をわずか20秒下げただけで、
新しい生活習慣を作ることができたのです。

実際には、20秒よりももっと大きな違いが必要なこともありますし、
もっと少なくてすむこともあります。

そして、この戦略は、あらゆる場面に応用が利きます。

取り入れたいと思う習慣の「活性化エネルギー」を下げ、
避けたいと思う習慣の「活性化エネルギー」を上げればいいのです。

望ましい行動の「活性化エネルギー」をできるだけ下げるか、
なくしてしまえば、良い方向の変化をスタートさせることができます。

たった20秒と侮らないでください。

この20秒の違いが良い習慣を続ける鍵になります。

あなたの仕事の環境も、20秒ルールを適用させることで、
かなり生産的に変化させることができると思います。

ぜひ、考えてみて、そして実践してみてください。

田渕 裕哉

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