相手に分りやすく伝えるコツ7.

From : 田渕裕哉(2012/07/08 07:30:00)

おはようございます。今朝もロサンゼルスからお届けしています。

今日は、一日、コンサルティング会社の優秀な方々とのミーティングです。
ミーティングの内容自体も、もちろん大切ですが、いろいろと学べます。
できる限り、この素晴らしい方々から学びたいと思っています。

逆接で話を進めるクセがある人で、説明が上手な人はいません。

そのようなクセがあるなら、すぐに直したほうがいいでしょう。

逆接ーつまり「でも」や「けど」などの接続語を多用すると、
聞き手に不要な違和感を与えるだけなのです。

さらに、逆接の意味を持つ接続語を繰り返し使うと、
聞き手は話し手に対してネガティブな印象を受けてしまいがちです。

「でも」や「けど」など、逆接の意味を持つ言葉は、その必然性があるときだけ、
最低限にしておくというのもポイントの1つです。

次の2つの話し方を比べてみてください。

1.企画を、今まとめているところです。
でも、関連資料を集めるのに少し時間がかかるかと思います。

2.企画を、今まとめているところです。
そのための関連資料を集めるのに少し時間がかかるかと思います。

この2つは、まったく同じことを話しているのです。

唯一の違いは「でも」と「そのための」だけです。

同じ情報を口にしているのに、1.のほうが、ネガティブな印象を与えてしまいます。

接続語1つで、その人の印象まで変わってしまうのです。

このケースのように「でも」や「けど」などの接続語を使う必要がない
のにもかかわらず、つい使ってしまう人がいます。

それがクセになっているわけです。

ただ、言い方のクセは、すなわち考え方のクセです。

頭の中で、常にそういう言葉を唱えているのです。

逆接の接続語を使っていると、考え方までネガティブになるので
注意したほうがいいでしょう。

次のようなやり取りもよく見受けられます。

Aさん「Bさんの企画、面白そうですね」

Bさん「でも、難しいんですよ」

この場合の「でも」は謙遜の意味が含まれているのだろうと考えられますが、
褒めたほうからしてみれば「せっかく褒めたのに・・・」と思ってしまいます。

「でも」は相手に否定されたという印象を与えるので注意が必要です。

さらに、この「でも」は、言い訳けのニュアンスを持つことが多いようです。

意見を言ったほうは「じゃあ、勝手にすれば」という気持ちになりかねません。

ほとんどの場合は「順接」の接続語でつなぐことができるはずです。

逆接の接続語は予想外の出来事を説明するときや、あえて意志を強く伝えるときなどに、
ポイントとして使えれば十分なのです。あなたの話し方は如何でしょうか?

他の言葉に置き換えられる「でも」や「けど」を使っていないかどうか、
意識してみてください。

明日からは「ポジティブとネガティブ」というテーマでお届けします。

お楽しみに!

田渕 裕哉

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