ノマド・ライフスタイル4.

From : 田渕裕哉(2012/09/06 07:04:05)

おはようございます。今朝は東京のホテルからお届けします。

昨夜は遅くまで、今朝は早くからアポイントがありますので、
東京に泊まりました。充実しています。
9月8日(土)~12日(水)は香港に行きます。

ノマド・ライフスタイルを送れる人は、既存の企業社会と、
かならずしも対立的な関係ではなく、相互補完的な関係であるべきなのです。

ノマドワーカーは、単にインターネット・カフェのような場所の移動の
自由があるだけでなく、プロジェクトからプロジェクトへ、
常に仕事を追い求めていく必要にも駆られるのです。

それは草原の草をヒツジが食べ尽くしてしまえば、
次の牧草地まで不安な移動をしなければならない遊牧民と同じ境遇なのです。

このように考えてくればノマドワーカーのライフスタイルは誰でもできることではなく、
自分の専門領域に特化し、大企業のコラボレーション先の担当者と協業できる、
高度のコミュニケーション・スキル、またピープル・スキルを持ち、
しかも日照り続きで牧草も飲み水も不足するような状況に遭遇しても、
簡単にへこたれたり、取り乱したりしない、強靭な精神力(マインド)を
持つ人間でなければ勤まらないということが分かります。

ノマドワーカーの大きな特徴の一つは誰からも束縛されない「自由さ」です。

但し、だからと言って一人で生きていくことはできません。

むしろ、多くの才能ある方々とコラボして、相互補完的に生きていく
「自由人」と呼ぶことができるでしょう。

他の人とコラボレーションするには「受容思考」というマインド・セットが必要です。

それを説明しましょう。

受容思考とは文字通り「受け入れる思考」です。

これと対比して使用される言葉は「2分化思考」と呼ばれます。

私たちの脳のクセは、何でも2つに分けてしまうことです。

良い・悪いとか、上・下とか、敵・味方とか、幸・不幸とかです。

この2分化思考を受容思考にチェンジする必要があります。

受容思考のマインド・セットは、差を取ることです。

よく「悟り(さとり)」と言いますが、実は「差取り(さとり)」と考えることもできます。

大きなマインドは「差」を作らないのです。

例えば、私も尊敬している吉田松陰は受容思考の持ち主でした。

松下村塾を開き、生徒みんなに先生になってもらって、お互いに学び合いました。

先生が偉く、生徒は偉くないという2分化思考ではありませんでした。

それぞれの人に違う知識や才能があり、それをお互いに教え合うことが塾のやり方でした。

ここから明治維新の志士たちが、何人も登場しています。

吉田松陰には、大変面白い「受容思考」に対する逸話が残っています。

明日ご紹介します。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、
このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント