人に教えるということ4.

From : 田渕裕哉(2013/03/14 07:26:42)

 おはようございます。今朝は恵みの雨の千葉からです。

 
昨日の強風は凄かったですね。関東では電車も影響を受けました。
私の体は、かなり硬いので、最近ストレッチをしています。
しなやかな柔らかい体になりたいですが、今、筋肉痛で大変です。
 
 
私たちは何を教えなければならないか(WHAT)、
どのように教えたらいいか(HOW)ばかりに気をとられ、
なぜ教えなければならないのか(WHY)を忘れがちです。
 
しかし、この「なぜ」は非常に大切です。
 
小学校教育の大家、向山洋一さんは、こんな話をしています。
 
アマチュア教師は「ゴミを拾いなさい」と、やることだけを言います。
 
黒帯教師は「教室をきれいにします。ゴミを拾いなさい」と、
なぜ(趣旨)とやることを言います。
 
そしてプロの教師は「教室をきれいにしよう。
自分でやりたいことをやってごらん」と、
なぜ(趣旨)を言って、やることをまかせます。
 
なぜ(趣旨)を説明すると、そのためにどんな工夫をしたらいいかと、
自分で考えるようになります。
 

 これが、あとあと、その人の自主性を育んでいくことになります。

 
ロボットのように命令するのではなく、そもそも、
なぜ教える必要があるのか、教える理由をしっかり伝えましょう。
 
こんなケースを想像してください。
 
「急いで、コピーを10部とってください」と依頼するケースです。
 
より間違いなく伝えるために
1.「10分以内に、両面コピー左上ホチキス止めで用意してください」
と詳しい説明を加えます。
 
これは細かく具体的に伝えることで、間違いをなくそうという努力です。
 
では、こんな追加説明は如何でしょうか?
2.「今、進行中の役員会で、急に必要になったので、コピーをお願いします」
 
こちらは、コピーがどう活かされるのかを伝えている趣旨説明です。
 
これが大事なのです。
 
急いでいるときほど、この「なぜ」(趣旨)を伝えるのを忘れがちになります。
 
ぜひ、常に「なぜ」を伝えるという意識をして「教える」ようにしてみてください。
 
田渕 裕哉
 
 
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